『MUJIN -無尽- 11』 | 風信子 

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  将軍家茂と共に三度目の京都への上洛を果たした伊庭八郎。

  長州征伐に薩摩は参加せず、その中で家茂が病に倒れる。

  

  『MUJIN -無尽- 11』  岡田屋鉄蔵著

 

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 この間、今年は『無尽』が出てないなぁと思って調べたら、半年前に新刊が出ていたと……。

 発刊日を見ると6月末...( = =) トオイメ目  今年、最高に忙しく余裕のない時期でした。(それは気がつかないですよねぇ)

 

 この巻はひたすら上様泣くうさぎ  家茂がもう少し長生きしていたら歴史は変わっていたかもしれないと思うこともありますが、歴史にIFはないので、仕方ないですよね。

 

  明治維新後の軍隊の基本を既に作り上げていた薩長。それに対して、戦力が多くても技術が遅れている幕府。

  刀と鉄砲ではどうしても、鉄砲の方が戦場にあっているでしょうし、何より昔ながらの鎧兜を身に着けている方と洋装で戦う薩長では、彼らの方が優位になるのは仕方ないのかもしれないですね。

 

  ラストは八郎ともども『上様えーん』状態でした。

  時間は大政奉還から鳥羽伏見の戦いへ行くのでしょうね。

 

  彼がたどり着く先が分かっているだけに楽しみでもあり、切なくもあるのですが、続きが早く読みたいのも事実です。