牛魔王との初対決 『西遊妖猿伝 火焔山の章3』 | 風信子 

風信子 

 いらっしゃいませ。こちらは読書日記中心のサイトになります。本を好きな方が一時楽しんでくだされば嬉しいです。

 高昌国には到着して、国王にも歓待された三蔵一行。

 

 ですが、相変わらずのトラブルメーカーの悟空は、羊力仙人やら妖力を使うアマルカという少女に目をつけられてしまい(;^_^A

 

 一方、八戒も奴隷売り場に紛れ込んで、沙悟浄とかつて関係があったオパチを攫って逃げ出してしまいます。それを追う沙悟浄……。(君は一行の良心だとしんじていたのにえーん

 

 そんな中で今まで直接、戦うことのなかった悟空と牛魔王は直接対決へ。

 

 『西遊妖猿伝 火焔山の章3』 諸星大二郎著

 

 image

 今回はお久しぶりの登場人物もいれば、何故いないという方もいます(坊さんとかね)

 

 火焔山は本家『西遊記』ではとても長い時間待たされたところなので、この辺りがサクサク進んでいくのがうれしいかもです。(私が読んでいるのは岩波文庫版です。こちらを翻訳をされていた小野忍先生が亡くなられて、中野美代子先生に翻訳を交代されたため数年間続きが出るのを待ちました😅 まぁ、翻訳あるあるですね)

 

 そして、三蔵と共に旅をするようになってから落ち着いてきた斉天大聖が牛魔王との出会いによって覚醒しているような感じなのも気になります。

 

 続きが楽しみですね。そして、先日、Tちゃんと話したときに三鷹へ出かけた彼女の話を聞いていきたかったなぁと改めて思う、諸星大二郎展。行こうと思えば足利まで日帰りで行けますが、今は無理ですね。

 

 次は来年の夏ということですので、お待ちしたいと思います(*^^*)