感想を書いているのは諸星大二郎さんが圧倒的に多いですが、彼と同じくらいに大好きな星野之宣さん(*´▽`*)
先日、別垢でしているTwitter、お二人の対談があったこと、その時に星野さんが「今書いてる『海帝』はブルーシティなんですよ」と衝撃の告白を呟いている方がいまして……。
ブルーシティは海を舞台にしたSFものです。これが未完でして、続編のバトルブルーも未完、そこへきての、この情報! 思わず、目が点! 「うっそ!!」と叫んでしまいました。
慌てて手に入れました。(最近、諸さんと星野さんの情報アンテナが鈍くなった気がする)
ブルーシティがSFであるのに対して、こちらは歴史ものになります。
主人公は明時代に七度も大海を渡った男、鄭和。永楽帝の命を受けてコロンブスやマゼランよりも以前に世界中の海を旅した人物です。
この辺りはほぼ知識がないので、足利義満の時代だったんだぁ、とか日本と交易してたのねぇとか、その辺りはまったり読んでましたが、やはり希代のストーリーテラー。明へ戻ってからの怒涛の展開! 読ませますね。
そして、いつものことながら美しい画。さすが日本画を学ばれていただけことはありますよねぇ。(だから、私は彼の描く女性が好きなんですよね。妖女伝説の『月夢』のかぐや姫なんて本当に美しい)
彼がなんの目的で旅をしたのかは史料が失われてしまいわからないそうですが、星野さんはその中の一つの説を取って物語を進めています。物語も鄭和もとっても好み(*^^)v
二月に出る二巻が楽しみです(^^♪ しかも同時に短編集も出るそうだし✨
今から待ちどうしいです。
そして安定のぶたぶたさん。癒されてお腹が空きました(笑)
本を作ることも今は大変なのだろうなぁとしみじみ。癒されました。