秋分の日をむかえ、昼と夜の時間がほぼ同じに…これから、日に日に夜の時間が長く、寒い時期がやってきますね。


以前、Instagramや個人Facebookで「もうゴーヤは食べ収め~!夏は『心』の負担が大きくなる時で、ゴーヤは夏には最高!だけど秋になるからそろそろ食べ物チェンジしよう~」というような内容を書きました。


『心』とは心臓ですか?

答えはイエスだけどノーです。


東洋医学でいう『肝・心・脾・肺・腎』は物体としての臓器に様々な働きをつなげて考えらていました…


『心』とはこう書かれています。

「五臓六腑を統括し、精神が宿る。血管、舌を司る。関連する体液は汗。」


夏は陽の気が高まり、生命エネルギーが最も活発になるとき、エンジンフル稼働でオーバーヒートしやすくなるため、みずみずしい夏野菜で上手に穏やかに冷やしてあげることがオーバーヒートを防ぐことに繋がります。


汗をかくことで血液濃度が濃くなり、ドロドロと心臓は流れにくい血を全身に運ぶことになるので、そちらも補ってあげる食事になります。


夏のお野菜がそれらを助けてくれるありがたい季節の救世主でした。


さてさて、季節はだんだんに寒くなってきます。


夏は過ぎ、秋ですね。


まだまだ日差しは暑いのでキンキンに冷えているジュースやらビールやら…

欲しくなりますよね~アイスコーヒーとかね~(;’∀’)


いやいや、それOUT!!!なんです。


秋分の日は「陽」と「陰」が入れ替わる日。


中医学の陰陽学では、エネルギーが活発に動く「陽」と静かに休息する「陰」が秋分を境に入れ替わると考えられています。


エネルギーが活動する時期は過ぎ、徐々にエネルギーを温存する方に向かう。


日々の食事についても、陰陽の動きに合わせることで体の調子を整えていきます。


『秋』は『肺』です。

肺や大腸のトラブルが増える時期です。


秋の乾いた空気は鼻や口、肺など呼吸器系にダメージを及ぼします。

鼻やのどの粘膜はウイルスや細菌の侵入を防ぐ免疫システムの第一の砦!!!


そして、『肺に関わる体の働き』には「皮膚や体毛を司る」や「鼻水」があります。


アレルギーで皮膚に症状があるものが年齢と共に喘息や肺炎、花粉症や鼻炎にとなったりする「アレルギーマーチ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?


私は薬膳を学んだ時、『肺に関わる体の働き』で合点がいった事を覚えています。

臓器単体で見ていたらわからないことに、全体を見た時に答えのようなものが浮かび上がってくる。そんな驚きがありました。


アレルギーに悩む方は、この秋の過ごし方、『肺に関わる体の働き』を大切にする食事や生活をしてみてくださいね。


新陳代謝により、私たちの体の細胞のほとんどが入れ変わるのは4か月~半年。


食事で自分を労わることは半年後の自分に向けての投資です。


秋、特に秋分から2週間は「白い食べ物」で「潤いの補給」そして「体を冷やさない工夫」をして自分の身体に手を当てて「いつも休まず働いてくれてありがとう。」とねぎらってあげてくださいね。


via まちゅらる
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