続きです。
この46年間の理不尽に堪忍袋の緒が切れた私は、通勤中や仕事の合間にLINEで父に怒りをぶつけました。
私がまず父に伝えたのは、
私は小さい頃からお母さんの感情のはけ口に使われてきた。
それがどんなに酷いことなのか、どんなに言葉を尽くしてもお母さんに分かってもらえないことが本当に悲しい。
その上お母さんから毎晩ぶたれて、地獄みたいな幼少期だった。
虐待されながら愚痴を聞いて慰めてあげなきゃいけないなんて、私の人生って一体何なの?
ということでした。
すると父は、
ぶたれた!?
そんなことがあったのか。
お父さんの家は貧乏だったが子供を叩くようなことはなかった。
このことは父親として心が痛いし、悲しい思いだ。
・・・。
(おい。私が毎晩ぶたれていて、妹にいたっては首を絞められたり包丁で刺されそうになったり、頬を爪で引っかかれて肉がえぐれたり、階段から突き落とされそうになったりしたって話、ついこの前もしたぞ?)←心の声
絶望した私は、
もういいです。
またそうやって逃げるわけね。
とにかくうちにはまともな家じゃないので、世間一般の子供の親に対するまともな対応は期待しないでください。
まともな育てられ方してないんだから。
と返しました。
すると、
そう言いなさんな。
親から愚痴を聞かされるのは嫌なものだ。それはよく分かる。
お母さんは確かに発達障害の気があるし、昔はお父さんがが朝早くから遅くまで仕事に明け暮れていて、相談相手がいなかったからそうなってしまったんだと思う。
それについては大いに反省しなければならない。
はい、これも以前に聞きました!
続いて、
現段階で、子供に頼る、愚痴を言うのはお門違いなことは間違いない。
今お母さんとそのことについて話した。
今はまだその(子供に頼る)時期ではない、しっかり自立して過ごさなければならないと。
お母さんは納得して、穏やかな気持ちになったようだ。
改めて一緒に暮らすようになったのだから、相互理解をして穏やかに暮らせるように話し合おう。
・・・。
(現段階で?今はまだその時期ではない?その上、話し合えば穏やかに暮らせるとでも?まともな子育てもできずに子供にこれだけの精神的・肉体的負担を強いてここまで心身ともに病ませておいて、自分たちがどうにもならなくなったら頼ろうとしてるの、この人?しかも話し合えばまともな家族になれると思ってるの?ドン引きなんですけど。)←心の声
まぁこの後も長ーいやりとりがあったのですが、とにかく父は
「お母さんが君たち(私と妹)に暴力をふるっていたなんて知らなかった」
「君たちのサインに気づいてやれなくてすまなかった」
「家の中で暴力が横行していたことに気がつかなかったなんて痛恨の極み」(政治家かよ)
と、とにかく
知らなかった
の一点張り。
でも、私は大人になってから何度か母からぶたれていたことを父に言ったことがあるし、だいたい毎晩子供がぶたれて泣いているのに一つ屋根の下で暮らしていて気づかないわけがないんですよね、冷静に考えて。
(ちなみに母方の祖父母も同居していましたが、だーれも助けてくれませんでした。なんなのお前ら。)
この人、まじで卑怯。
ブチ切れた私は、
この際だからはっきり言っておくね。
よく父親から娘が性的虐待を受けているのを見て見ぬふりする母親の話を聞くけど、お父さんが私にしてきたことはそれと全く同じことだから。
もう、できるだけ早く家を出て、〇〇家(←実家)とは縁を切ります。
今までのお詫びだと思ってそれまで家に置いていただきたく。
今までうちで飼ってきた動物たちも、犬たちは吠えただけでお母さんから水をかけられ、歳をとって家の中に入れればうっとおしい、ヨボヨボで散歩の時に恥ずかしいと罵られ、猫たちはお母さんから鬼みたいな顔で追い払われたかと思えば猫なで声で抱きしめられて、お母さんの機嫌に振り回されて本当にかわいそう。
猫たちを残して出ていくのは心配だけど、私には助けてあげられないや。
天国で会えたら謝ることにします。
これからもそうやって動物をかわいがってるふりしてお母さんと二人でいじめ続けるのは勝手だけど、お母さんに迎合して、子供たちや動物たちを犠牲にしてきたお父さんのこと、神様はしっかり見てると思うよ。
あと最近よくお父さんお母さんのこと考えると頭痛いって言ってるけど、今までお母さんを野放しにしてきたツケがきたんじゃないの?
もう縁を切る私のことはどうでもいいから、これから自分が健康に過ごすために生き方考え直した方がいいよ。
とLINEを送りました。
父、絶句。
ここまでの怒りをぶつけられて、何も言えない。
という返信がきてとりあえず終了しました。←イマココ
あ、今思ったんですけど、いじめを「知らなかった」っていう担任教師とも同じですね、うちの父親!
まぁ、「縁を切る」というのは私も怒りにまかせて送った言葉なので、100%本気なわけではありませんが、私はそれだけ怒っている、悲しいということを父に伝えたかったんです。
私、父のこと本当に大好きだったんです。
明るくて、楽しくて、いつでも味方になってくれて。
母があんな調子だったので、父だけが心の支えだったんですよね。
だから父まで私を裏切っていたなんて、信じたくなかったんです。
あ~、書いてて涙が出てきた…
そんな私が今回ここまで思い切って母だけでなく父も突き放すことができたのは、Nagiさんのサポートと、11年前の元夫の言葉があったからです。
元夫と結婚して離婚したことも、Nagiさんに出会えたことも、運命だと思っています。
あ、ちなみに、結局キッチンにあった猫トイレはリビングに移動されましたが、私の予想通り老猫は全く気にすることなくフツーにトイレして元気にしてます!
心配されている方もいるかと思うので、書いておきますね。