拒否られ母になって数年
誕生日には�くらいしかしてなくて
もちろん返信も期待してなく
だからといって 豪華なプレゼントなどしようとも思わず
特別な日は…
基本であり、素であり
それが永遠でありたい表現だけで良いのだと思うから
そのように してきたが
今年は実家で父と暮らしているらしいし
またしても拒否られたとしても
それでも娘は娘
私は彼女の母親
誕生日のお祝いは
私自身の存在肯定
素であり、真であり、心の表現だけできたらいいなと…
数日前からアレコレ考えた
手紙だけにしようか
電話で驚かそうか
父に頼んでメッセージを託そうか
だけど ある朝
『赤飯作って届けよ~』とひらめいた
「いらね~よ」
「こんなモン食えるか」
…と 逆上したとしても
毎度の無視、無反応だったとしても
幼い頃から繰り返してきた誕生日のお祝いを
踏みにじるほど お子ちゃまな年齢ではあるまいと…
どっかで薄く確信もあり
その朝 せっせと炊いて届けた
手作りたくあんや山菜の煮物と
一通の手紙を入れて
手紙には…
『新しい男と暮らしているくせに娘と仲良くしたいなんて』と思うのはアナタの心
私は純粋に
『私の娘でありがとう』の気持ちだけで
赤飯炊いたの
今までの全てに感謝
これからの全てにありがとう
…と したため
紙袋に入れて玄関扉にかけてきた
その朝は客人もいて
みんなで私の炊いた赤飯を食べたが
好評で好評で嬉しくなっちゃうくらい
だから究極の自己満とわかっていたけど
気が済んだので良かったなって…
そしたらしばらくして
誕生日主役の娘から
平常時は拒否しているくせに
『赤飯ありがとうございました』と
ぶったまげたことに
�が届いた
私は 若干嬉しさを隠しきれず
いつものようにはしていたけど
その�へ
二日後に返信を送ってみた
『受けとってくれて、ありがとう
こごみの煮物も美味しかったでしょ?』
そしたら数秒後
エラーのお知らせ
あはははは
彼女は赤飯ありがとうと送った直後に
また、私を拒否設定した様子
ガンコ
堅い堅い殻は
内側から破る日が来るまで
こんな感じが繰り返されるんだろな
それでもいいさ
母が なぜこうなったかを
どうしてそう生きたい母だったかを
いつか向き合う日が
娘には来ると思っているから