1962年 私は2歳だった
だから 当然まだ ものごごろってモノは付いていなかったと思われる
だけど 母におぶさって 「いくつ?」 ときかれた相手に
指2本で こたえた記憶が ある
確かに あるから きっと ものごごろってモノが付きだした頃かもしれない・・・
それが 何か?ときかれても困るのだが・・・
1962年10月、米ソ冷戦のさなか、ソビエトがキューバに
中距離ミサイル基地を建設していることが発覚、アメリカは200隻近くの艦艇と、一千機を超える軍用機を派遣して、キューバを海上封鎖する
こうして核ミサイルの飛びかう第3次世界大戦につながりかねない状況がうまれた
いわゆる 「キューバ危機」 である (あとがきより抜粋)
デイヴィッド・アーモンド 著 金原 瑞人 訳 『火を喰う者たち』 は
この キューバ危機の時期に 多感な少年期を過す少年とその両親や友人達 そして
孤独なひとりの見世物士を描いてるのだ
下層階級といわれている 労働者の息子は 進学した先で教師と衝突
不当な扱いに 抗議し 勇敢に立ち向かう
そこで得る友情
また 父親の体調不良に心を痛め 不安な気持ちで祈り続ける姿 など・・・
ディヴィット・アーモンド の作品 は
これが3冊め だが 要チェックなのだ
そしたら 私と読書傾向の似ている図書館司書の方が それを知り
わざわざ とりよけて 待っていてくれたのが この本との出合いです・・・感謝~!
物語は 静かに流れ
背景も 豊かで優しく
しかし ウソっぽい言葉の羅列などは 無く
金原氏の訳 最高~!って いつも思ってますが 今回も 満足でした
紹介してくれた 司書の方は 今まで読んだ他3作
『肩甲骨は翼のなごり』『闇の底のシルキー』『ヘヴンアイズ』の どれよりもコレがいい!って
力説していました
確かにコレは 他と違う感じがしたけど 私は どれも好きだな~
ひとつを選ぶなら『ヘヴンアイズ』 ですけどね!
2歳だった私に キューバ危機の風は感じる事がなかったけれど
世界を何回も 吹っ飛ばせるくらいの 力を 人類は持ってしまったという
漠然とした 危機感の中で育ったから 平和の国日本であっても
それはたぶん 今もカラダを流れているのでしょう・・・
そして 当時 一部で 暴動や略奪が行われたらしいけど
多くは 家族 友人知人 などが 集まり もしかしたらこれが最後かもしれない という夜を
愛の中で過そうとした人の方が多かったと この本で知り
人間って まんざらでもない 存在なのかもしれないな~と 思いたくなった