これまで、親の愚痴を聞いて育ったことによる影響を書き、

 

どうやって癒していけば良いのかと振りました。

 

期待しているところお待たせしますが、

 

その前に、ずっと先延ばしになってきた

 

「母は、いつも被害者」について書きます。

 

このエピソードを使って、後でたっぷりと

 

自分の癒し方について、書いていきますね。

 

♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

 

はじめてのカウンセリング のところで

 

カウンセラーに「お母さんは、いつも被害者だったのね」

 

と言われた意味について、先に書きます。

 

そうなんです。

 

母は基本、いつも被害者でした。

 

例えば、

 

夕方、母がいつもより遅めに帰ってきたとします。

 

すると、

 

「遅くなってごめんね。道が混んでいたし、こんなこともあって、あんなこともあって。怒ってるでしょう?」

 

わたし「怒ってないよ」

 

「ごめんね。こんなこともあって、あんなこともあって、こんなこともあって、仕方なかったの。怒ってるよね?」

 

わたし「怒ってないよ。それより、早くごはんにしよう」

 

「ごめんね。早くご飯食べたいのに、遅くなったから、怒ってるよね」

 

わたし「だから、怒ってないって言ってるでしょう?!」

(本当に腹が立ってくる)

 

「そんな言い方しなくてもいいでしょう?!どうしても早く、帰れないときも、あるんだわ。ちょっと、遅くなったからって、怒ることないじゃない」

 

わたし「だから、怒ってないって言ってるでしょう!(もう、怒ってるけど)それより、早くご飯の支度しようよ!!」

 

「そんなに、ご飯食べるのが、大事なのかい?夕飯の支度、遅くなるのが、そんなに怒られることなのかい?!わたしは、アンタみたいに、器用じゃないんだわ。器用にやれなくて、早く帰ってこれないこともあるんだわ」

 

わたし「ご飯食べるのが大事とか、何にも言ってないでしょう?!早くご飯の支度しようと言っただけなのに!!(怒)」

 

ここからは、本当にバトルになっていきます。

 

散々、言い争った挙句、

 

最後に 母は ドーンと落ち込むんです

 

心底、傷ついたという顔をして。

 

それを見たわたしも、心の中で、ドーンと落ち込みます。

 

また、母を傷つけてしまった と。

 

それで、ものすごい罪悪感とか、自分が母を傷つける悪い子だとか

 

思っていました。

 

だけど、このやり取り、今、振り返るとすごく

 

滑稽ですよね。漫画になりそう(笑)

 

わたし、本当に最初は怒ってないんです。

 

だけど、最終的には本当に怒っていきます。

 

そう、仕向けられるんです。

 

こういうのを精神分析の言葉で投影同一視と言います。

 

解説はこうです

投影同一視は、

過去の人のイメージを現在の相手に投影する一連の行為である。過去のイメージを現在の人物に重ね合わせ、そのイメージでその人を捉える。そして、自分との対人関係のなかで相手が無意識にそのイメージと合致した行動をとるように仕向けるのである。 

 

母は、継母にかなり虐められて育ちました。

 

筋金入りの被虐待児です。

 

だから、自分は何をしても怒られる、否定されるという思い込みがあるんです。

 

いつも被害者です

 

それで、もう、とっくに継母はいないのですが、

 

わたしにそのイメージを重ねてきます。

 

自分が叱られる、怒られる、否定される人間だと思っているので

 

そうなるように

 

無意識に仕向けてしまうんです。

 

それで、いつのまにかわたしも、加害者役を

 

させられてしまうのです。

 

わたしの、罪悪感とか無価値感はここからきています。

 

今日は、難しい話になってしまいました。

 

次回に、このエピソードを使って

 

自分の癒し方を書いていきます。