これまで、親の愚痴を聞いて育ったことによる影響を書き、
どうやって癒していけば良いのかと振りました。
期待しているところお待たせしますが、
その前に、ずっと先延ばしになってきた
「母は、いつも被害者」について書きます。
このエピソードを使って、後でたっぷりと
自分の癒し方について、書いていきますね。
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はじめてのカウンセリング のところで
カウンセラーに「お母さんは、いつも被害者だったのね」
と言われた意味について、先に書きます。
そうなんです。
母は基本、いつも被害者でした。
例えば、
夕方、母がいつもより遅めに帰ってきたとします。
すると、
母「遅くなってごめんね。道が混んでいたし、こんなこともあって、あんなこともあって。怒ってるでしょう?」
わたし「怒ってないよ」
母「ごめんね。こんなこともあって、あんなこともあって、こんなこともあって、仕方なかったの。怒ってるよね?」
わたし「怒ってないよ。それより、早くごはんにしよう」
母「ごめんね。早くご飯食べたいのに、遅くなったから、怒ってるよね」
わたし「だから、怒ってないって言ってるでしょう?!」
(本当に腹が立ってくる)
母「そんな言い方しなくてもいいでしょう?!どうしても早く、帰れないときも、あるんだわ。ちょっと、遅くなったからって、怒ることないじゃない」
わたし「だから、怒ってないって言ってるでしょう!(もう、怒ってるけど)それより、早くご飯の支度しようよ!!」
母「そんなに、ご飯食べるのが、大事なのかい?夕飯の支度、遅くなるのが、そんなに怒られることなのかい?!わたしは、アンタみたいに、器用じゃないんだわ。器用にやれなくて、早く帰ってこれないこともあるんだわ」
わたし「ご飯食べるのが大事とか、何にも言ってないでしょう?!早くご飯の支度しようと言っただけなのに!!(怒)」
ここからは、本当にバトルになっていきます。
散々、言い争った挙句、
最後に 母は ドーンと落ち込むんです
心底、傷ついたという顔をして。
それを見たわたしも、心の中で、ドーンと落ち込みます。
また、母を傷つけてしまった と。
それで、ものすごい罪悪感とか、自分が母を傷つける悪い子だとか
思っていました。
だけど、このやり取り、今、振り返るとすごく
滑稽ですよね。漫画になりそう(笑)
わたし、本当に最初は怒ってないんです。
だけど、最終的には本当に怒っていきます。
そう、仕向けられるんです。
こういうのを精神分析の言葉で投影同一視と言います。
解説はこうです
投影同一視は、
過去の人のイメージを現在の相手に投影する一連の行為である。過去のイメージを現在の人物に重ね合わせ、そのイメージでその人を捉える。そして、自分との対人関係のなかで相手が無意識にそのイメージと合致した行動をとるように仕向けるのである。
母は、継母にかなり虐められて育ちました。
筋金入りの被虐待児です。
だから、自分は何をしても怒られる、否定されるという思い込みがあるんです。
いつも被害者です
それで、もう、とっくに継母はいないのですが、
わたしにそのイメージを重ねてきます。
自分が叱られる、怒られる、否定される人間だと思っているので
そうなるように
無意識に仕向けてしまうんです。
それで、いつのまにかわたしも、加害者役を
させられてしまうのです。
わたしの、罪悪感とか無価値感はここからきています。
今日は、難しい話になってしまいました。
次回に、このエピソードを使って
自分の癒し方を書いていきます。