副作用で気持ち悪いときに大量に購入したりんご、ちょっとボケてきちゃったんでタルトタタンを作りました。
柔らかくてスカスカのりんごのこと、長野では「ボケる」って言うみたい。
タルトタタン、実は作るのも食べるのも初めてです。
りんごの敷き詰め方が甘かったので、ひっくり返したら空洞が。。。
一段ずつ入れればいいものを、ドバッと一気に入れたせいです。

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タルトタタンってお砂糖を使いません。
ボケたりんごなのに、とっても甘~い、どこにこんな甘さが潜んでいたのでしょう。
18cmの型でりんごを6個使いました。
もっと増やしてもよかったみたいです、もうちょっと高さがあったほうがいいみたい。
次回は8個でやってみます。
本当はパイ生地をかぶせるのですが、作るのが面倒だったんで、ホットケーキミックスとバター、水で代用しました。
ホットケーキミックスって独特のクセがあるのであまり好みではないのですが、非常食として買い置きしてあります。
たま~~に無性に食べたくなるときがあるんだけど、最近は全然食べてませんでした。
なので、HMを消費するためにもタルトタタンは最適かと。
でも、やっぱりHMの味でした。

今週は体調が優れず、かつ全身筋肉痛で、家に篭ってました。
憧れの上半身起こしベッド体勢にて読書三昧。

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↑弟が薦めてくれた本。
なぜこれを読んだかは、、、まだ秘密。。。

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脳の仕組みを知るのって、今のワタシにとってすごく重要。
疑問に思ってたことが、かなり解決できました。
自分の病気を知ることって回復に役に立ちます。
脳は未知なる部分が多いので、いろんな説があるみたいです。
なので、いろんな人の本を片っ端から読んでおります。
昔は心は心臓(胸)にあったと思われてましたが、
今は心は脳にありという説になっています。
「脳がピリピリと痺れる感覚」、これにずっと悩まされているので、
ならば脳を知ろうと思いました。

ワタシのうつ病は特別、普通の治療では治らないと診断されてから、
いろいろと考えてみました。
セロトニンとかシナプス、こういう単語を多く見かけます。
セロトニンを増やせばうつ病は治るって言われてますが、
精神科のドクターに聞いたところ「そんなのどうして分かるの?」って一笑されてしまいました。
う~~、今までのキーワードはセロトニンだったのにな。
セロトニン体操もやってたのにな。。。

さてここからはワタシの場合、あくまでもワタシの話です。。
体質的な「うつ」、もちろん環境やストレスも関係してますが、
生まれたときから持ってた「うつ」が現れたそうです。(そうだったんだ!とショックを受けましたが、なんとなく納得もしました。)
ならば、体質を改善すれば楽になるのはないかとの診断でトフラニールを処方されました。
悪夢の副作用週間を経て、ようやく最近落ち着いてきたようです。
飲み始めて一ヵ月後の血液検査で、中性脂肪とコレステロール値が下がっていました。
それまでは検査結果の数字はいつも真っ赤、中性脂肪は300近かったです。
今は130!年齢と体質のせいで高くなったと言われてたコレステロールも平均値になりました。

「リバロ(←コレステロール値を下げる薬)を飲んでるのにこの数字?主治医は何も言わないの?」

聖路加の精神科のドクターが初診の時に持ってった検査結果を見て目を丸くして言ってました。
まさにこれが諸悪の根源、病気の原因。

リバロでも下がらない数値がトフラニールで下がった。
これを主治医に言ったら、スルーされてしまいましたが(笑

いろいろと事情があるんでしょうが、ともかく一つの病気だけを見てたらどうにもならないという精神科のドクターに軍配があがったようです。
主治医も、もちろん信頼してます。
たくさん助けてもらいましたもん。。。
でも、いくらチラーヂンで数値を平均値内に入れても、症状が良くならない。
数値と症状って関係ないんじゃないかな?もうこのままずっとダルくて動けなくて、暗い気持ちで過ごさなきゃならないのかな?というワタシの心配が1月500円のトフラニールで解決してしまいました。
あっけなさ過ぎる。。。

ものすごい副作用のあったトフラニール、小さな錠剤を呪いながら飲んでましたが、今は「トフラニール様」と感謝の気持ちで一杯です。
向精神薬の副作用を問題視している記事を見かけましたが、一概には言えないんじゃないかな?って思いました。
副作用が有る無しで、薬が体に作用しているのを見ると言われ、我慢に我慢しました。

前に副作用を抑える成分の入った最新で優秀とされる抗うつ剤を飲んでいたとき、自分が自分で無くなるような恐怖を味わいました。
なんとも言えない恐怖、何かに支配されて何かに押さえつけられて無理やり右を向かせられてる恐怖。

それまで飲んでいた抗うつ剤は、飲んだ途端に倒れてしまったり、吐いてしまったり、散々でした。
いろんな薬を飲みましたが、どれも効果無し。症状は悪化はしても良くはなりませんでした。
最後の期待を込めて処方されたのが最新で優秀なSSRI系の「ジェイズロフト」(あっ、名前を出してしまった!)、飲んだ瞬間、頭の上の雲が取れた気がしました。
しかしその後、ぼ~~っとして自分が自分で無くなってしまったのです。
別の人格になってしまったみたいでした。
誰になった?と聞かれても答えられませんが、
ともかくワタシがそう感じたのです。
ジェイズロフトで治る人も居るそうですが、ワタシは違いました。
そしてセルフ断薬。。。
セルフ断薬、自分でも間違って記憶していたのですが、以前にパキシルでやってぶっ倒れて救急病院へ、それにも懲りずジェイズロフトでもやってしまいました。

聖路加は面接にとても時間をとってくれます。
そのときに間違えてはいけないと思い、年表を作りました。
自分の記憶の曖昧さに唖然。。。
ちゃんと整理するのも大切なんだって思い知りました。
脳が壊れちゃって~~なんて逃げてちゃいけないってことですね。
セルフ断薬、、、
これはいつかの機会に。。。

ってタルトタタンからジェイズロフトに辿りつくワタシの脳。。。
まだまだ壊れてますね。。。(また逃避)
壊れたところは治らないかもしれないけど、他のところがちょこっと手助けしてくれ始めたようです。(逃避の反対語って無いんですね、あえて言うなら帰宅、違うか。。。)
ようやく自分で考えられるようになってきました。

「感動する脳」、この本を読んで脳が感動してくましたもん。。。
ヨカッタ。。。