お祓いの前に、名前、住所、生年月日を縦書きに書き、
Sさんに渡しました。

カーテンで仕切られた畳敷きの場所に上がり、
正座をしていると

「??????」

何かを唱えだしました。
お経でもなく、呪文でもない、
今まで聞いたことのないフレーズを大きな声で唱えています。

それを聞いた途端、苦しくなりました。
喉が締め付けられ、首や背中が痛い思った瞬間、
全身を駆け巡る苦痛。
とにかく苦しい。。。

私の悲鳴と絶叫とSさんの大きな声とが重なって、
小さな部屋は異様な雰囲気、と思いきや、
カーテンの外では従姉妹の子供たちの笑い声がしています。

彼らは昔からココに来ているので、
慣れてるみたいでした。
この世のものとは思えない声が自分から出ています。
地の底から絞り出てくる断末魔の声が止まりません。

苦しい、助けて欲しい

そう思い、Sさんにしがみついてしまいました。
自分の中に居る何かをSさんは出そうとしている。
しかし、その何かが抵抗して、私を苦しめている。
早く楽にして欲しい。。。
早く。。。

20分くらい続いたでしょうか。
す~~っと楽になりました。
何かが出ていった気がしました。
すっきりしたのは確かでした。