■植物名:こんにゃく(蒟蒻)
■学名:Amorphophalus Konjac C.Koch
■原産地:
インド及びインドシナ半島 周辺 または ビルマ、マレーシア、タイなどの東南アジア等に広く分布している。
■科名:サトイモ科コンニャク属
夏緑多年草で、地下に直径30cmをこえることもある大きな球茎を有し、それから高さ50cm~200cmの茎のように見える一本の円柱状の葉柄を直立させる。葉柄の先端は平らに開いて鳥足状に小葉をつける。小葉は柔らかくてつやがあり、楕円形。独特の臭いを放つ。
■使用部位:根茎
■中国名:魔芋
■生薬名:コンニャク(蒟蒻)
■性味:甘辛/寒(塊根有毒) 帰経:脾・肺・胃・大腸
■名の由来:
『本草和名』には「古爾也久(こにやく)、『和名抄』には「古迩夜久(こにやく)」と記されていることなどから「こにやく」が転訛(てんか)して、コンニャクになったといわれています。また本来は、コンニャクは製品化したものを指し、植物名としてはコンニャクイモと呼ぶのが正しいようですが、現在ではどちらもコンニャクと呼ばれています。
■日本への渡来:
根菜農耕文化の北方伝来と共に縄文時代に渡来したという説や、大和時代に医薬用として朝鮮から伝えられたとされる説、中国を経て仏教伝来、遣唐使により渡来したとされる説など諸説あります。