香川県の

ゲーム依存症に関する条例

話題になっています。

 

私は、

精神科に勤務している時

依存症がある患者さんの支援も

行っていました。

 

 

アルコール、違法薬物などの

依存症がある患者さんが対象で

インターネット依存やゲーム障害、

という診断は

当時はまだありませんでした。

 

ただ、精神疾患があり

ひきこもりをする患者さんの

ご家族からは

ゲームがやめられないので昼夜逆転している、

ゲームに高額課金して困っている、

といった相談を受けることはありました。

 

依存症は、

脳に依存物質をやめられなくなる

報酬系と呼ばれる仕組みが活性化し

専門の治療を必要とします。

本人の意思や努力だけでは治せませんし

社会生活の中で回復するには

支援者も必要です。

 

本人の意思ではやめられず

健康状態や社会生活に支障が出たり

周囲の人たちとの関係が壊れてしまうと

ゲーム障害の診断がされるようです。

(2019年5月に制定されたICD-11)

 

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