Gメン’75

328話 「香港カラテVS赤い手裏剣の女」
329話 「香港カラテVS赤い手裏剣の女 PART2」


今もなお残る中国残留孤児問題。Gメンの津村警部補(江波杏子)は中国で生き別れになった3人姉を探しに香港へ!

香港に到着早々、中国人女性玉華(月丘千秋)が日本政府高官の郡司(田中明夫)をナイフで刺すことろを目撃。郡司は実は、香港マフィアと繋がりがあり、覚せい剤密輸をたくらんでいる。死亡には至らなかったが、中国人女性を抹殺するようにマフィアに依頼する。


津村はこの郡司を護衛するために張り付いていたが、またあの中国人女性を目撃!ついに追いつめるが、そこにその女性と一緒に暮らしている手裏剣使いの蘭英(孟秋)と出会う。

郡司を刺した中国人女性は実は津村警部補の生き別れ、残留孤児となっていた姉である衝撃の事実が判明!郡司は覚せい剤密輸の他、戦時中郡司は人身売買をし、そのために他の姉は死んだと話す。先程郡司を襲った理由はその復讐だと・・・・

 
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そんな中、郡司から依頼を受けたマフィアは津村警部補の姉を襲い、殺害。

その復讐のため、警部補は姉が着るはずだった黒い和服を着て、匕首片手に香港マフィアのアジトへと突入。当然玉華も一緒だ。(アジトへ向かう際↑のような姿で香港の街を歩くのが怖い)

 
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お馴染みの楊斯は出ないものの、今回も香港のスターによる、本格アクションが堪能できる。

パンチもキックも聞かない巨漢には、奥の手である股間攻めを!!

 
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江波さんも鬼のようなお顔で激しいアクションを披露!

Gメン’75ではこのエピソードが最後の香港アクションロケ(82ではまた制作されてましたが)ですが、実際現地に行ったのは江波杏子のみだったのでしょう。

それゆえ、江波杏子が約90分(2話分ですからね)出まくりで、江波ファンならぜひ満足すること間違いなしの作品です。


江波杏子(えなみ・きょうこ、本名・野平香純=のひら・かすみ)さんが10月27日午後9時6分、肺気腫の急性増悪のため東京都内の病院で死去。享年76歳。

合掌。