今年放送開始35周年を迎えた『宇宙刑事シャリバン』に登場したドクターポルターの消しゴム人形。

裏には東映と刻まれているだけで、ガチャガチャのものか、或いはお菓子のおまけなのかは不明。

 

女性科学者でありマドーの大幹部という設定。ポルターという名前は当時ヒットしていた映画『ポルターガイスト』から取ったのでしょうな。マドーという組織自体、どこか怪奇現象を扱うことが多かったし。

 

マドーの中では一応ガイラー将軍(栗原敏)より格上という扱いになってます。ガイラーも劇中酔っぱらいながら言ってましたが、魔王サイコ(←これも映画『サイコ』からでしょうね)がこの女に甘かったこともあって格上扱いになり、その上タカビー(←死語)になってしまったという感じなんでしょう。

 

まぁとにかくいばりくさっていて、さらにヒステリーというもう近くにいて欲しくないような性格。

ただ、レイダーの幻覚に怯えて、レイダーに詫びを入れたり、反目し合っていたガイラーが死んだ際にやや落ち込んでいたりと意外な面を見せることもありました。

 

ラスト、幻夢城に乗り込んできたギャバン&シャリバンと対決、シャリバンにムチで挑むものの、剣で腹を突き刺されて死亡。

最期に夜叉のような形相になり、「いよいよこれから本領発揮するのか」と思った矢先いきなり爆死したんで少々拍子抜けした感じがしましたね。サイコVS宇宙刑事という見どころがありますから、ここに時間を割いてる余裕が無かったんでしょう。

演じた吉岡ひとみさんは70年代後半から80年代にかけて刑事もの、時代劇等でいやーな女(しかも関西弁)の役を演じる常連さん。さすがにこのドクターポルターは関西弁じゃなかったでしたけど。