人口減少社会の現実(893号) | 前 中央区議会議員 今野弘美の元気日記

前 中央区議会議員 今野弘美の元気日記

≪にぎわいと活力みなぎる 誰もが安心していきいきと暮せる 中央区づくりに全力投球≫

人口増加率全国一位の中央区に住んでいると、日本が人口減少社会に突入したことなど実感できない上、ベビーブームであるような乳幼児人口の増加が続く本区においては少子化など想像も出来ません。


しかし、現実に日本社会は2005年を境に、死亡者数が出生数を上回り人口減少社会がスタートしました。


これは一時的な傾向ではなく、人口統計を分析するまでもなく画期的な処方箋で少子化に歯止めがかからない限り、日本社会が人口増加に転じることはありません。


一つの指標として、2050年に日本の人口は3300万人減り9500万人となり、しかも高齢化率(人口に占める65歳以上の割合)が実に40%になると予測されています。


さらに衝撃的予測値を示せば、2100年に人口は5000万人を下回り、現代からさかのぼれば昭和の時代がスタートしてから7000万人が減った計算と同じになります。


世界では、2050年に現在の70億人が90億人に増え続けると予測されているのに、どうして日本だけと考えてしまいます。


労働力不足による日本沈没も心配されますが、それ以上にまがりなりにも先進国として発展してきた我が国の伝統や文化、アイデンティティー、そして、私たちの子孫はどうなってしまうのか不安は尽きません。


私たち1人ひとりが日本の人口減少社会の現実を真剣に考え、今から少子高齢化社会への対策を講じる必要があるのです。



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