無名なミュージシャンのギャラとは。

まぁ、一口にミュージシャンと言っても色々な種類がある訳ですが、世間様からするとミュージシャンというのはテレビ番組で演奏し、東京ドームや武道館でコンサートをし、ドラマや映画の主題歌を担当している人という印象だと思います。

確かにそういう人もいて…と言うかそれが一番目立つポジションではあるのですけど、でも実際はもっともっと地味なポジションで生活しているミュージシャンが大多数だと思います。

なのでちょっと具体的にミュージシャンとはどんな仕事をしているのかを書いてみます。ギャラの相場も言いますね。

1.レッスン講師
これは個人、又は何処かの音楽学校に雇われてるかで違うと思いますが、今回は個人の場合に特化して言います。1レッスンが安くて2000円位から高くて2万位が相場だと思います。その値段の差は講師の知名度によるところが大きいでしょう。元有名バンドのメンバーとかだと高いですね。生徒さんの数も様々です。5人以下から数十人ってとこですかね。

2.ラウンジやレストランでのBGM演奏
これも2つのパターンがあって、ミュージシャンが演奏者専門の派遣会社に登録しておいて、そこから仕事を斡旋してもらうパターンと、個人で請負うパターンですね。依頼する業者側からすれば、派遣会社に依頼する方が編成やジャンルも指定し易いしやすく信用もある。というメリットがありますが、企業間取引なのでお値段はかなり高めになります。2桁万円って事も普通にあります。ただミュージシャン個人のギャラはほぼ終日拘束で大体1万円位ではないでしょうか?個人の場合は、自分で営業しなきゃならない分、受注数は少ないですが、ギャラは5000円から数十万と現場によってかなり幅広いでしょう。

3.スタジオミュージシャンやバックミュージシャン
これらは、レコーディングやコンサートの時に活躍するお仕事ですね。この手の仕事は完全に音楽村の中で完結する場合が殆どですので、新規参入はちょっと難しいです。その理由はいくつかあります。まず一つ目は、ミュージシャンには定年退職がないってのがあります。なのでクライアントが依頼しているミュージシャンに演奏上の問題が発生しない限りずっとその人が受注し続けるでしょう。二つ目は、誰かの代役として受注出来る場合がありますが、これは単に知り合いとか友人とか弟子とゆうパターンです。なので音楽村に入りそこで良好な人間関係を築く才能の持ち主の方が圧倒的に大切です。ギャラは本当に人それぞれですね。ほぼ無給から数十万まで千差万別です。

まぁこんな感じで、僕らみたいなのはこれらの組み合わせでなんとか日々食い繋いでおります。ハイ。
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