検索エンジンで「スポーツコンサルタント」と検索すると、町のスポーツトレーナーさんから大手スポーツマネジメント会社まで色々出てきます。
僕もスポーツコンサルタントという肩書きで仕事をしていますが、上記のように明確な定義がないので、僕の仕事について説明したいと思います。
僕の会社のホームページにはこんな説明を書いています。
トップアスリートたち、国内外のプロアマスポーツ関係者、各界著名人、一般のファンの皆様、子供たちと保護者、スポーツと全く関わりのない方々、家族や友人、様々な立場の人と交わり学んだこと。それらを、エンタテイメント/ファッション/ヘルス&ビューティ/行政機関/教育機関などの各業界とのクロスファンクションにより、様々な活動を通じて広く社会へ還元(CSR/CSV)していくことが我々の目標です。
具体的に説明していきます。
■アスリートのサポート
フラットな立場で選手に寄り添い、代理人の選定やマネジメントサポート、その他、キャリアサポート、ファイナンシャルプランニングのサポートなどの業務をしています。アスリートがプレーに集中しながら次のステップへの準備をするためのお手伝いです。
契約の有無に関わらず沢山のアスリートやマネジメント会社と関わりを持っているので、僕の経験を還元できればというスタンスで常にアスリートや関係者と接しています。
■プロスポーツチームのサポート
この業務は多岐に渡りますが、スポンサー営業や集客イベントの企画運営サポートが主な領域になります。ただ単にユニフォームやスタジアムの看板のスポンサーを探すのではなく、企業とスポーツチームの共通価値を探りマッチングするのがポイントです。
■エンタメサッカーチーム「グラスルーツFC」
写真は、2016年に僕のプロデュースで開催したJリーグ愛媛FCの東日本大震災エキシビションマッチのものです。この試合の観客動員は平均観客数の約2倍強でした。
僕が初めて彼と出会ったのは2006年。
彼はまだ成人式前の若人で、目をキラキラさせながら夢を語り、そして、僕の話を聞いてくれました。
中でも、別れ際に彼の放った一言が、とても印象的でした。
「コンさん、一緒に面白いことやりましょうや」
初対面の成人式前の青年に、三十路がそう言われたんです、やってやるよ、と思い、僕は今の世界に飛び込みました。
以前、このサッカー選手の「経営論」についての記事が某経済メディアに掲載されてました。その記事には、彼のこんな言葉が載っていました。
「何かやろうぜと言ったときに、周りがついてくるのがリーダーシップ。それも才能のひとつ。俺なんて、幼稚園児のときから、まわりを仕切っていたから。他のグループに公園を取られないように、『お前は砂場、お前はジャングルジム』って配置を指示してね」
十数年前のあの時、一緒に面白いことやりましょうや、と言われて、僕は彼についていきませんでした。理由は色々ありますが、ここでは書きません。でも、この十数年、いつだって彼を応援してきたし、常に彼を意識して努力してきました。今の僕があるのは、彼のおかげですから。
別々の道を歩んでいるけど、僕はいつも彼と一緒に面白いことをやっているつもりでいます。
もちろん、僕にできることがあればといつでも思っています。
彼の「経営論」の記事を読んでいたら、全然変わってないな、と、微笑ましい気持ちになりました。
これからも一緒に頑張りたいと思います。