さて、私の大本命Iさんとの

その後

 

 

結末編です。

 

 

 

 

 

2回しか会ってはいないけれど

私は、完全に「好き」でした。

 

 

天秤にかけられているのは

わかっているし

 

でも、相談所では

複数の方と会っているのが普通。

 

 

私自身もIさんは大本命だけれど

 

その他の方とも

やりとりはしていました。

 

 

「私を選んでほしい」

という気持ちがあったものの

 

 

「少し時間をください」

 

と言われた私は

 

とにかく待つことしかできませんでした。

 

 

 

 

その間も、

何気ない日常のアレコレのやりとりを

したほうがいいのか

 

何らかのアピールをしたほうが

いいのか

 

 

すごく迷っていましたが

 

 

「時間をください」

 

 

という言葉だったので

 

 

逆に連絡するのは

重荷やプレシャーになるかな

 

と思って連絡はしないことを

選びました。

 

 

 

どれくらい彼からの

連絡を待ったかな

 

 

待つというのは

しんどいものもあり

 

長く感じた。

 

 

 

連絡が遅いということは

きっとダメかな

 

 

でもじっくりと

悩んでいるのかもしれない

 

 

 

そんな諦めの境地と

希望の狭間で激しく揺れていた頃

 

 

 

「haruさん、連絡遅くなりました」

 

 

という冒頭の言葉から始まった

LINEが来ました。

 

待ちに待った連絡でした。

 

 

 

嬉しかったものの

 

 

読み進めていくと

結論は

 

 

「haruさんには申し訳ないけれど

 他の方と交際を進めることにした」

 

 

その決断と私への謝罪の気持ちが

綴られていた。

 

 

私の失恋です。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の最後まで

迷った末の決断であったこと

 

 

 

もう少しharuさんを知りたかった

 

 

とも。

 

 

時間をくださいと言われたので

待つ選択をした私だったのですが

 

 

「もう一度会ってほしい」

 

 

ということを伝えて

知ってもらう機会を作ったほうがよかったのかな

 

 

 

一方私を傷つけないための

「断り文句」でもあったのかな……

 

 

 

もっとこうすればよかった

 

という後悔の気持ち

 

 

せっかく勇気を振り絞って

私の精一杯の気持ちを

私の言葉で伝えたけれど

 

通じ合えなかった

 

 

努力が自分が思うカタチで

報われなかったことへの

むなしさや寂しさ

 

 

これからIさんのように

気心も知れて

 

でも心がトキメク、

そんな出会いがあるのだろうか

 

 

未来を心配する気持ちや

 

 

気持ちがあっちこっち

揺れては、

 

どんより重たくなっていくのが

わかりました。

 

 

 

 

 

 

 

でも、涙は出ませんでした。

 

 

 

悲しかったし

つらかったけど。

 

 

どこかで

ほっとしている自分もした。

 

 

 

Iさんのご家族と

私の家族のつり合いがとれない

かもしれない

 

 

そんなことを感じる

私もいたのです。

 

 

私の家庭は

ごくごく普通のサラリーマン。

 

 

 

父は、地元企業のサラリーマンで

定年退職済み。

 

母も同様でした。

 

 

でも、Iさんの

ご両親の経歴がすごかった。

 

うちとは大分違う。

 

 

結婚後のことを考えると

少し重たい気分にも

なったことがあったのでした。

 

 

結婚は互いの気持ちが

一番ではあるけれど

 

 

家族になるということは

それ以外の要素も

 

考慮しなければならない。

 

 

冷静に捉える

私もいたのでした。

 

 

悲しくて

つらいけれど

 

仕方がない

 

と感じている私もいた。

 

 

私のテーマであった

「自分の気持ちや好意を

 素直に伝える」

 

 

という課題はクリアできたので

前進できている

 

 

そういう成長も感じたのでした。

 

 

 

 

 

これまでは

 

傷つくのが怖くて

 

確実に相手も私のことが

好きとわからない限り

 

 

自分の気持ちを伝えることは

ありませんでした。

 

 

あなたが好きなら

私も好き

 

 

あなたが心を開いてくれるなら

私も開く

 

 

そんな打算的で

傷つかないための予防線を

張りまくりな心のあり方だった。

 

 

でもそれでは

私が望んでいるものは

 

一向に手に入らなない

 

 

誰にも愛されない

 

 

そんなことにようやく気がつくことができた

私は

 

 

傷ついてもいいから

 

相手次第の私から卒業して

 

 

「私はこう思う」

 

 

主語を「私」にしての

恋愛をすることにシフトしようと

 

思っていたので

 

 

そうしたところは

本当に成長できたと思った失恋でした。

 

 

 

自分の内面は前進はしている

 

でも、現実はまだ

自分の望み通りにはいかない

 

そうしたジレンマのような

ものも感じていました。

 

 

 

これが、入会して4か月後の

7月頃のお話です。

 

 

 

約3ヶ月の恋物語の終わりを

迎えることになりました。