いや、これさ。

日本と似てる。酷似している。

勿論違うところもいっぱいあるけどさ。

 

で面白いなって思ったのは、あっちでは若い世代が大反対してるってとこなんだよね。

専攻医(後期研修医)、初期研修医、医学生

彼らがストの主力だ。

 

老人が自分の既得権益を守るために必死って言うのならば話は分かるのよ。

だってもう伸びしろは無いし、今の年収をなるべく長期間減らさないでキープしてゆったりとした老後をって普通に思うよね?

 

しかし韓国では若い連中がストする。

かつての日本の学生運動のような理想に燃えてってわけではない。

100%自分のためだ。

まだ若くて可能性は無限大なのに、考えることは既得権益ジジイと同じだ。

受験で頑張ったのだからそれくらいの褒美は当たり前だ!」とでも言うのだろうか。

 

だが政府が医者を増やすって決めたのは、「きついけど必要な仕事」から若手が忌避するから。

ぶっちゃければ、若手の多くが美容に行くから!! だよね?

小児科、産婦人科、外科が忌避される。

 

2000人増やすらしいけど、多分1000人は美容に行くだろう。

残る1000人のうち100人が不人気科ってところかな。

100人で足りる? 100人のために2000人のコスト払うのコスパ悪くね?

 

日本でも実は全く同じ。

アメリカでも同じ。

 

アメリカでは成績順に希望科に行けるが、上位は眼科とか楽して儲かる診療科。

日本も精神科、皮膚科、眼科の入局者がダントツに多い。

人種・地域関係なく、こうなる。

何故ならば、人間だから

 

人間仕事きつくて給料安いのに頑張れるの精々5年くらいだからな。

隣の人間が楽して稼いでるのに、「なんで自分だけがきつい思いして、訴訟されて、給料も安いし、夜も眠れないし」なんて続く?

続くわけないよね?

 

ただ、アメリカでは楽儲科は成績順で人数制限し、日本では専門医制度で地域および診療科で人数制限している。

韓国が制限しているかどうかは知らないが、美容は自由診療なので、通常枠外に置かれる。

少なくとも日本はそう。

昔は保険診療クビになった医者の最終流刑地だったが、今や初期研修終わったらすぐ美容で稼ぐぜ!って若手が増えた。

去年は一説によると300人が美容に流れたらしい。

医学部3個分だぜ?

 

日本以上の美容大国である韓国であれば、3000人の卒業生のうち1000人くらいは美容に行ってそうだよね?

 

では、医者側から、こうしたこと(制限)をどう考えているか?

次回考察してみます。