このブログでは留学に関する情報をメインに紹介していますが、留学先で日本の文化を紹介できなければ恥ずかしいですよね。というわけで今回は日本の文化を紹介します。

今回は「お辞儀」です。



 お辞儀といえばインテルの長友選手のゴールパフォーマンスで世界的にも有名になりました。日本独特の文化と思っている人も多いかもしれませんが、お辞儀をする国は日本だけではありません。お隣の韓国にも似たような文化があります。では、日本と韓国のお辞儀にはどのような違いがあるでしょうか。

 まずはこちらをご覧ください。







これは小笠原流礼法という昔からある伝統的な礼儀作法です。ただ、現在ではあまり馴染みがありませんね。日本人ならお辞儀をする際、このようにするでしょう。


 次にこちらをご覧ください。







 こちらはコンスという韓国のお辞儀です。

上の小笠原流礼法とどこが異なっているかお分かりでしょうか。手の位置をご覧ください。小笠原流礼法が腕を伸ばしひざ上に手を置いているのに対し、韓国式のコンスは肘を折り曲げ、おなかのあたりで手を組んでいます。

 最近日本でも、CAさんやデパートの店員さんがよくしているのをみかけます。日本のサービス業界・接客業では広く定着しているお辞儀の仕方ですが、実はこれは韓国式のお辞儀の仕方なのです。日本発祥のお辞儀ではないので、正確には日本文化ではありません。そのため、外国人にお辞儀を紹介するときに、日本文化としてコンスをしてしまうと、韓国文化を伝えていることになってしまいます…。笑



 最後にこちらをご覧ください。







 これは、先程話した長友選手のゴールパフォーマンスなのですが、一番左の元カメルーン代表のエトー選手に注目すると、なんと小笠原流礼法をしていますね!日本人でもあまり知らない伝統的な礼法をするなんてもしかしたらすごい親日家なのでしょうか。(多分マネした時にたまたま手がそこにあっただけなのでしょうが...)



 お辞儀は世界的に見て独特な文化です。皆さんも留学先でやると人気者になれるかもしれませんよ!?

是非やってみてください!!!!




(安部)