僕の生まれた山形県の、海沿いにある鶴岡市というところで
レストランを経営している奥田政行さんの著書です。
奥田さんは「情熱大陸」という番組や
今年のお正月にもＢＳで特集を組まれていた方なので
ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
http://www.alchecciano.com/profile.html
地元山形の食材を使い、
毎朝食材探しに出かけ、山で見つけた山菜でもなんでも
その場でパクリ。と試食。
自然の味を大切にする人です。
作られるイタリア料理もソースを使わず、塩とオリーブオイル、
そして食材が持ってるうまみだけという、いたってシンプルなイタリア料理。
世界からも認められ、あちこちに呼ばれてます。
ロハス関連のイベントに呼ばれることも。
個人的にかなり尊敬・リスペクトしています。
で、この本は春・夏・秋・冬に分けて、それぞれの季節で奥田さんのお店
「アル・ケッチャーノ」で提供しているイタリア料理を、その食材の調達から
調理の方法まで紹介している本です。
奥田さんの思う主義主張というのは極力抑えられて、おいしそうな料理エッセイという形なのですが
それでも地元の食材、食材本来の味を大切にしている姿勢。
奥田さんの味覚の鋭敏さがビンビン伝わってきます。
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