──グループアイドルの魅力はどんなものでしょうか。
団体競技だが、個人競技であるところ。これがグループアイドルの面白いところ。グループがTIFに出れば、それでいいかというとそうではない。個人としても結果を残さないと生きていくことができない。本来はグループとして勝っていれば、グループとしてのクオリティーは高いのだから、それでいいという考え方もできるが、決してそうではない。その厳しさが魅力であることは間違いない。あとは、同じ瞬間がないこと。必ずどの瞬間も違うということ。これは飽きがこない。
(どう楽しんだらいいかについて)2010年にAKBヲタクになってから、2019年現在のアイドル界は全く違ったものになった。頭を使わなくてもできてしまうパフォーマンスになりつつある。現場に通うヲタクはみんな感じていること。これがどうやって変化していくのか。次の5年、10年。しばらくはこの流れは止まらないと思うが、本来、アイドルは……。これは言うと問題になりそうだな……。アイドルは頭を使わないとできないエンターテイメント、本来は。そうでなくなっているのがどうも気持ち悪くて。グループアイドル、グループアイドルの発祥は秋元だから、そのグループアイドルがそうなってきていることに危機感を持っている人は結構いると思う。
やっぱり、原点というかライブパフォーマンスがエンジンで物販・特典会のチェキ・握手はタイヤ、動輪であって欲しい。園児のお遊戯みたいなもん見せて、チェキでカネ稼ぎが出来さえすりゃいのかと。この点では消費税増税もいいかも分かりませんね。チェキ代が500円上がったら我に返るヲタクが続出しそう。(笑)コンカフェでいっくらタイヤ磨いたってね、ブリジストンかTOYOかなんて瞬時に分かんねぇよって。
地下のグループアイドルが地上のグループアイドルに追従する必要は全くなくて。やはり地下のグループアイドルは頭を使う面白いパフォーマンスであってほしい。秋元のこの流れは止まらないので、せめて地下のグループアイドルは決して変わってはいけないこと、大切にしなくてはいけないものを大切にしてほしい。
──(司会)時間も迫ってきました。
おなか減ってきた。結構やってないですか。いま、時間どれっくらい? 1時間20分? 今日はとことん付き合おうと思ったんですけどね。おなか減ってきちゃった(会場笑)。
いやあ、長い文章を読んで下さりありがとうございました。眠いでしょう、みなさんも。じゃあ、そろそろ帰りますか。
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小玉が辞めたときも同じくらいの長さの文章を書いて結局上げなかったんで、今回は区切りとして上げさせていただきました。