息子が通うインターの
息子のクラスに日本人は一人です。
息子はメチャクチャ面白い性格ですが
冗談も通じず、お友達を作ることに
とっても苦労してました。比率は
中国語圏５名、韓国語圏５名、英語圏５名。
何を言ってるかわからない。
伝えたいことが伝わらない。
でも他のお友達同士は通じ合ってる。
どうして僕だけわからないの？
僕だけがわからない。ということに
気づいてしまったのです。
日本で通ってた保育園はマンション敷地内。
お友達もほぼ同じマンション。
２歳からずっと一緒だったから皆仲良し。
「◯◯ちゃんや◯◯くんに会いたい。」
「日本に帰りたい」と言いだしました。
「もう嫌だ！」と駄々こねるなら
「もうちょっと頑張ろう」と言いそうだけど
「ママ。ごめんね。僕もう頑張れない。
日本に帰っていい？」と静かに泣く。
もう心臓がちぎれそうになってしまい
「帰ろう、帰ろう、すっ飛んで帰ろう！」
と思わず言ってしまいました。
それがちょうど今年の１月初めでした。
思い切って学校を休ませシンガポールの
出張に連れて行きました。
仕事は上の空で済ませ（笑）
心ゆくまで遊ばせました。
そして息子に伝えました。
どちらでも選べるということ。
「いつでも帰れる」
と安心したからなのか・・突然変化が。
シンガポールからマレーシアに戻った初日、
息子がいいました。「言葉は通じないから
面白ポーズとか面白い顔で笑わせてみる。」
するとその日のお迎えの時担任の先生に呼ばれました。
彼がみんなに
「アッポーペン」
「カトちゃんペッ」
を教えてみんな沢山笑いました。
彼は最高のコメディアン。
変顔で、全身で、
なんとかコミュニケーションをとる
息子の姿を想像して・・愛おしくて思わず
涙が出てしまいました。
そして私は決心しました。私もタブーを破る。
私も決してしなかったことをやってみよう！
私のバンジー。それは・・・
「クラスの子供達のバースデイパーティ」
の参加でした。（笑）(^_^;)
毎月のように届くクラスの子の誕生会の
招待状。ぜーーーーったい行くのが嫌だった。
なんか大変そうで、子供もいっぱいで
気を使いそうだし途中で抜けにくそうだし、
商売の話もできないし（笑）もし粗相して
気まずくなったら子供に関わりそうだし。
などなど言い訳しながら
この１年間一度も出席に◯をしなかった。
でも１月にその息子の体当たりを聞いてから、
そして息子に「いつでもなんでも選べるよ」
と与えた許可が実は
自分自身にも与えた許可だったと気づきました。
「何を選んでもいい」
いつでも、なんでも選べる
そう決めただけなのに
とっても自由になりました。
あれほど気を使っていた
クラスのママとの会話・・・
めちゃくちゃ楽しかったのです。
びっくりしました。
一昨日の日曜日でもう今年３回目の誕生会。
この頃は最初から最後までずっといます（笑）
息子もあれ以来日本に帰りたいと言いません（笑）
いろいろな国のいろいろな状況の色々な人達が
不思議なご縁で出会えているマレーシア。
来てよかったなぁ、とつくづく思いました。
ビジネスも、子育ても
いつだってなんだって選べると言うこと。
自分に優しい許可を与え続ける
勇気。持っていきたいなぁと
思いました。
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