先日書いた記事にビジネスっぽい
たいそうな表題をつけたところ
海外で子育てしながら仕事もあれこれ
パワフルですねーーーみたいな・・・・
あたたかい誤解を沢山頂きました（笑）
誤解されたままの方がいい感じですが（笑）
パワフルとは程遠く非常にストレスに弱く、
軽く流せず、いちいち落ち込みます。
そんな私が今、ストレスフリーの
ゆとり経営にたどり着けたのは
ある手痛いきっかけがありました。
今思い出しても胃がキュッとなります。
子供を４３歳になる年に出産した直後
東京はオリンピックの開催決定を受け
湧きに湧いていました。同時に色々な
ビジネスチャンスが舞い込んできました。
周りの親しい経営者は次々と上手に
その波に乗り標準を2020年に定め
勢いを強めていました。
「満足」というのは不思議なもので
「子供を授かるだけで幸せ」
「会社を継続できるだけで満足」の筈が
周りの活躍する経営者が見えてくると
「あんな風にこんな風に」と欲が出ます。
とりとめないなぁ・・・と思いながらも
目の前の美味しいチャンスを逃したくなく
張り切って仕事をしていました。
息子が赤ちゃんの時はさほどのストレスなく
授乳し搾乳しよく寝てくれて主人の協力もあり
仕事も支障なくこなせました。でも
２歳になり、３歳になり、
少しずつイヤイヤ期になり
週末は疲れ果ててる上
イヤイヤ期の息子を連れて外に出ると
どんな躾してるの？と言われてしまう気がして
外出が恐怖になるほどでした。
仕事も規模の拡大に伴い関わる人も増え
やってもやっても終わりません。
早く寝かしつけて仕事をしたいけど
なかなか寝てくれない。イライラ。
あれもやらなきゃいけないのに。
これもやらなきゃいけないのに。
ご飯ゆっくり。お風呂イヤイヤ。
私はどんどんイライラ。イライラ。
ずっとずっと子供が欲しくて欲しくて
結婚8年目にやっとやっと授かった息子。
あんなに優しいママになりたかったのに
どんどん怖いママになっていきました。
ある日、息子のお友達親子が
遊びに来てくれました。
最初は仲良く遊んでいたのに
途中でお友達が大泣き。
理由を聞くと、どうやら息子が
おもちゃを貸さなかったらしい💧
何をどう説得しても絶対貸さず
結局その友達は泣き止まずハラハラ💧
収拾つかずお友達はお家に帰る事に。
申し訳ない気持ちで見送り、、、
ドアが閉まった途端・・・・・・
私は爆発してしまったのです。
何でおもちゃ貸さないの！！
なんでおもちゃぐらい貸さないの！
何でお友達と仲良くできないの！
なんで優しくしてあげられないの！
何でそんな意地悪するの！
そんなんじゃ・・・
ひとりぼっちになっちゃうよ！
そうまくし立てました。
なにか言いかけた息子は、
あまりの私の剣幕にかたまってしまい
そして小さな手をぎゅーっとにぎって
体を震わせながら泣きだしました。
そしてしゃくりあげながら
「ママが 誕生日に かって くれた
大事なの だから さわら れたく
なかった。一番 大好き なの だから」
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
いじわるしない
やさしくする このおもちゃ、
今度は絶対貸してあげる
嫌だけど、嫌だけど触らせてあげる
だからママ許して
だから優しい声でお話して
お願い
優しい声でお話してーーー
・・・・・
・・・
・・
（泣）
私は・・・・・・我にかえりました。
私は何をしていたんだろう。
私は何をしているんだろう。
息子に言った言葉は全て自分への言葉。
なんでいい人になれないの。
なんでいい経営者になれないの。
なんで完璧にできないの。
なんで上手くやれないの。
そんなんじゃ置いていかれちゃう。
息子を責めながら
自分を責めていた。
息子を案じながら
本当は自分自身が怖かった。
ママがごめん・・・
ママがごめーん
貸さなくていい！
優しくなんてしなくていい！
君が君にに優しかったらいい
嫌なことはしなくていいよ
嫌なことなんかしなくて大丈夫
優しくなんかしなくていい
君はじゅうぶん優しいもん。
ちゃんとなんてしなくていい
いい子になんてならなくていい
ママが大好きだから
君のこと大好きだから
君は絶対ひとりぼっちにならない
絶対絶対ひとりぼっちにならない
君が君に優しくしてね
もうそれだけ守ってくれたらいい
二人で声あげて泣きました。
色々なことが限界だったのです。
息子にゆっくり話しながら
心で自分にも言いました。
いい経営者じゃなくていい
完璧にできなくていい
いい人じゃなくていい
非常識でいい、チャンスを逃していい
中途半端でいい
期待に応えられなくていい
弱くてもいい
誤解されてもいい
言えなかった言葉が
やっと言えた瞬間でした。
息子の気持ちより常識ばっかり気にしてた
お友達のママの顔ばっかり気にしてた
周りにどう思われるかばっかりに気にしてた
外面ばっかりの自分だった。
ママが悪かった・・・・・。
私の限界を教えてくれたのも
私を我にかえらせてくれたのも
息子のくしゃくしゃな泣き顔と
しゃくりあげながら話す言葉でした。
だから私の選んだ事。
まずは私が私に優しくなる。
私がストレスを感じない仕事だけを残し
私がストレスを感じない人とだけ付き合い
極限までそぎ落としました。心の断捨離。
そして辿り着いた今の暮らしと今の経営。
世界を小さく小さくしました。
最初はちょっと寂しかったり
いろいろ気になったりもしましたが
１９日間ぐらいすぎるとそれもなくなり（笑）
とっても優しい気持ちで過ごせてる事に
気づきました。器の小さい私にぴったりの
自分にとってバランスいい大きさでした。
そして断捨離の結果売上３倍という不思議（笑）
イライラが止まらない時
それが私にとってはバロメーター。
無理をしない。自分を追い立てない。
損な生き方を選ぶ事を自分に許す時。
世の中においていかれても大丈夫。
世間においていかれても大丈夫。
そのおいていかれたその場所が
実は楽園だったりするのです（＾＾）
どんな時も
自分と家族に
優しい方が
いい。それだけ。
今日もブログをお読みくださり
ありがとうございます。
あなたが今日もあなたの大切な人と
笑顔で過ごせる1日でありますように。
自分のブランドを持ちたい・自分のショップをもちたい・
自分のお教室をもちたい・自分の特技を売りたい
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