桜が綺麗ですね。
やっと春らしくなり
嬉しくなりました。
先日、銀座の経営者仲間に会いました。
うち二人が経営を辞める決断をしていました。
派遣社員や正社員に戻りお勤めするそうです。
一人の人が言いました。
「私の何が悪かったのか？」
「私はどうしてあの人のようにできないの？」
何が悪かったのか？
できる人とできない人との差は何なのか？
戦略的な面・精神的な面からみると何かあるかもしれません。
でもぶっちゃけそんな分析どうでもいい。
と思っています。
そんな事よりもよっぽど大切なこと。それは。
ーーーーーー
お金がなくなっていく恐怖。
それはとてつもない大きなストレスです。
怖くて当たり前ということです。そして、
変化に抗わずに現実をしっかり見れる勇気。
そして自分の心が楽に生きれる方を選ぶ勇気。
どんな時も自分の決断を認めてあげる勇気。
を持つ事です。
経営をしてみた
個人事業を開業してみた
法人化してみた
でも思ったようにうまく回らなかった
願っていた奇跡が起こらなかった
思いもよらない出費ばかりがあった
だから今は一旦辞める決断をし
もう一度仕事を探し勤めます。
そしてお金がなくなる恐怖から逃れます。
その決断をできる人は
とても素晴らしいと思います。
とても勇気のいることだからです。
会社を始めるより辞めることのほうが
よっぽど勇気がいります。
拡大するより縮小や休止する方がずっと大変。
そして・・・実は
会社を成功させようが失敗させようが
事業を拡大しようが縮小しようが
世界に出ようが撤退しようが
人から見たらさほど興味はありません。
人からの批判もさほど大きくありません。
重くのしかかるのは「自分の責め」だけです。
「無駄にお金をつかってしまった」
「たくさんの人に迷惑かけてしまった」
「応援してくれていた人をがっかりさせた」
そんな思いが自分を苦しめるのです。
ついついそう思ってしまいますよね。
でもそんな時にあえて自分を守って欲しいです。
人生にはいろいろなことが起こります。
奇跡のような幸運もあれば不運もあります。
「変化」は必ずあるのです。
私は今回「経営」を辞めることを選んだ友人を
とても「勇気のある誠実な人たち」だと思いました。
そしてそんな聡明な人たちが次のステップで
どんな素晴らしい事業を展開していくかは
目に見えています。大きな成功を遂げている人は
粛々と根をはる日々もあるということを知っていて
それを自分にきちんと許してきた人ではないかと
常々思っています。
心から応援しています。
追伸：私の父は２０代から築き上げた会社を
不運が重なり５０歳手前で手放しました。
そのあとは雇ってくださる方があり日雇いの仕事をしていました。
でも父はこう言いました。
「５０手前でも父ちゃんを使ってやると言ってくれる人が
いるんや。父ちゃんは幸せもんや。人徳や」
家族は自分で「人徳」と言っている父の言葉にずっこけて
笑いましたが。でも生身で1日1日労働する父の姿を
見ました。社長を辞めた自分を許している父の決断に
家族は救われました。
そしてある人から見たら失敗の人生かもしれませんが
父は５０代で人前で講演をさせて頂く機会を得てました。
海外にまで呼んでいただいていました。
昨年クリスマスには８０００名の方に父の体験談が
ミニ冊子となって配られたそうです。
人生何がおこるかわかりません。
ブログをお読みくださりありがとうございます。
あなたの今日の決断が守られて
ご自分を許せる日でありあすように。
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