先日、坐骨神経痛で鍼灸学校時代の友人が来院。

歩くと痛い。特に起床時、脚を着く時が一番辛いということである。


当然、自分でもセルフ治療に励み、自分の中の駆け込み寺的治療施設に行ったが、

今回の坐骨神経痛の改善がなかったとのこと。


友人の周りに、長野式鍼灸治療をしてる施術者がいなかったので、

どんな感じか試してみようという気持ちがあったらしい。


坐骨神経痛治療は其々の鍼灸師さんでいろいろと方法はありますが、

私は長野式の基本治療で、まずは体調を整えてから局所治療へと進みます。


局所に顕れる症状は、体調の乱れからくるものなので

整っていない土台の上に手当てをしても効果が半減してしまうからです。


なので、ちょっと時間がかかってしまいますあせる(言い訳)


仰向け→うつ伏せ→横向きと施術を行って、運動鍼して痛みが無かったので、終了。


ベッドから立ち上がってもらうとると「痛い汗」という悲鳴


どうしたもんじゃろの~と考えて、

友人が「脚が冷えてきた」と云うので、ホットパックと赤外線をあて、毛布を掛けて温めること10分。

もう一度立あがってもらう。

「あれ、痛くない!!


聞けば、就寝時の掛け布団を減らしてるとのこと。

今の時期、私たちの自覚より朝晩の冷え込みは強いので、

就寝時間の布団調整は気をつけましょう。


私も昼間の夏日が続いたので毛布を減らしていましたが、

起床時に睡眠した満足感が得られなかったので、

毛布をプラスしてみた晩から翌朝の目覚めが良くなりましたニコニコ


さて、友人は痛みの原因も分かったし、坐骨神経痛も感じなくなったので、

元気に帰宅されました。


教訓。

治療中から赤外線を点けておくべきでした。