
大学生の夏休みでやった
東北・上越新幹線

旅行気分が味わえるかな

なんて期待を持って
応募したんだけど、
その考えは、甘かった。
旅行気分になんて浸れない。
忙しくて。
新幹線という箱の中で
商品を売って売りまくる。
一便乗車毎に商品仕入れして
降りるときに売上と商品繰越しを立てて、報告。
上野発仙台か盛岡か新潟の
往復で一便。
折り返しでも在庫管理と
売上経過を出しておく。
これが最終到着駅に着く前に
終了していないといけない。
到着と同時に降りて、
次のクルー達に場所を
空けなければならない。
終点ギリギリまで販売は
継続しなければならないし、
とにかく時間はタイト。
でも接客だから、焦った様子は見せれないし、不快と思われたり、失礼があっても、いけない。
バブルの時期だったから、
やたらとゴルフ出張の乗客が
多かったのも特徴的。
既にアルコール摂取状態で
乗って来ても、更に飲む。
まあ、商品が売れるのは嬉しいけど、ホステスやキャバクラ嬢と勘違いして、ちょっかい出してくる人には、閉口したなぁ…
乗車率200%の通路まで乗客が溢れているときでも、
買い物籠に商品入れて
それを両手に2個づつ持って売りに行く。
大変でした


とにかく“販売”が全て。
自分で商品を仕入れ・販売は結構面白かったし、時給も良かったけど、
満額時給が発生するのは、車内乗車しているときのみ。前後の商品仕入れと在庫返却するまでは半額だったかな…
自宅から上野まで行くのも時間が掛かるし、その移動時間も働けば無駄がないことに気付き、夏休みで辞めてしまいました


クルー同士で仲良くなったり
してたら、続けてたかも
知れないけどね

以来、新幹線での売り子さん
には親近感を持って、
「頑張ってね」という気持ちで見守ってるし、接しています
