君が傷みを覚えた時、いつも聴こえてくる歌がある。 -120ページ目
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玉ノ木の千本桂

拙宅の目の前にロープウェイ一基、距離二三百メートル位の小さなスキー場がある。そのゲレンデの中央に推定伝承樹齢400年 高さ15m 幹囲9,8mの大カツラがそびえ立っている。実はその桂の木を知ったのはゲレンデに足を踏み入れた先ほどのことだ。ずいぶん大きな木があるなぁとは思ってはいたが、スキー場をネットで検索したらこの大カツラのことが紹介されていて驚いた次第である。※人里の巨木たち参照。このスキー場はうちの親父の小さい頃からあるらしく、現に滑っていたそうである。これだけ草深い山の中に住んでいて、樹齢何百年という木は山の中に行けば別だが、なかなか珍しい。近くの住吉の大杉は樹齢300年以上もあるそうだ。江戸の初期から生きている大カツラ。とんでもない生命力である。

家の庭に

雪解けの頃は冬枯れにより全く何も繁茂していなかった拙宅の庭に、山百合が鬼のように花を咲かせています。長い梅雨が明けたのはつい5日ほど前。稲の出穂(しゅっすい)が本格的な暑い季節の到来を告げています。燻された草の香の夏の匂い。時折り吹きすさぶ風に乗って鼻孔をくすぐります。東北の短い夏は始まったばかりです。
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