5月の中旬。約2週間後にボランティアの学生スタッフとして収集がかけられた。
私の通う大学からは、私を誘ってくれた彼しかいなかった。彼はずっと学校でも私の参加を促すが前回の滑り具合からもう2度とあの場に行く気はしなかった。
しかし研修会場が私の家から徒歩10分以内ということと、若者ならではの好奇心?抑えられなくなって、彼には「行けたら行く」などと最も都合の良い言葉を残した。恥ずかしさはあるけども、行きたいよ。けどヤル気があるとは思われたくない、なんともめんどくさい状態だったのでしょう。
1度目のは説明会で、ボランティアの本番は8月にある。今回が初めての研修である。
その後、研修日。
社会人の発した言葉に耳を疑った。
まず初めに互いの緊張をほぐすため、親睦のためのアイスブレイクとして(シェイク&ハグ)をするそうだ。待て待て待て、なんですと⁉︎ハグ?考え方がバグってないか?男女比率はちょうど半々、握手だけでも手汗を心配して行動する勇気もためらっていたのに、ハグまで?私の汗を異性に移してから、抱擁までして良いの?そんなの、勃起しませんか?って話ですよね。
それからの私は行動が早く、いまだに社会人スタッフがルールを説明している中、誰よりもゲームの意図を察したので、素敵な異性を品定めしていた。
ゲームが始まった。
しかし、なぜ?いや、当然?前回の失態からか誰も私のもとへ来てくれないし、私が近寄っても異性からは避けられ、同性としか挨拶ができなかった。
しかし女神はどんなところにでもいるものでして。わたしは悲しい思いに打ちひしがれていたら、前回の集まりに私用か何かで参加できずに私を知らない異性の方が、自ら私に声をかけてくれた。まだその子は緊張していたのか恥ずかしがりながらも私に左手を伸ばしてくれた。私は興奮気味に自分の右手を差し出すが、聞き手が逆だと握手ができないと分かると両方の手でその子の手を覆った。その勢いのままハグをした。
その子は小柄で、私が抱き寄せるとその子の顔は私の胸元にうまる。なんて言うかね、幸せでした。この子とは後に付き合うことになるので要チェック。
残りの研修内容は、前回の説明会で休んだ人がいたため再度ボランティアの内容確認だった。
説明が遅れたが、このボランティアは真夏の炎天下の中、小学生や中学生を連れてなん日もかけてなん10キロもを歩こうぜ、キャンプしようぜ!という催しだ。
ボランティアの私達は、その道のりで参加者のサポートをする役目を担う。
本日の研修はそれで終わった。
次回の研修は1週間後。行う内容は学生スタッフ総員70名の前での(自己紹介)と、自分の好きな人を相手に知ってもらう(他己紹介)だそうだ。…好きな人を周りに伝える、か。告白しよう、なぜあのときの私はすべての物事を急いてしまったのか…。