今日は前庭神経炎の最終章ですキラキラ

昨年の今頃はフワフワしながら毎日を送ってました。

何故眼振が止まっているのに、と焦ってました。

このフワフワ感は一生なの?とか以前の様に生活できるようになるの?とか不安だらけでした。

先生は「動いてるうちに慣れるから」としか言わないし、「慣れる」って言う意味が理解できなかったのです。このフワフワ感に慣れる?何言ってんだろう…

「慣れる」とは後で理解できたのですが「ダメになった耳の神経が脳で代償してくれる」と言う事でした。

うまく言えないけど「慣れる」とはこのフワフワ状況を一生受け入れ「一生フワフワしてるけどこんなのは仕方ないんだ」と自分からこの状況に慣れる、とあの時の私は理解していたのです。

しかし、そうではなくて「慣れる」と言うのは自然に代償機能が働くと言う事です。日常生活を送る事で自然に人間の予備能力が働く、そんな感じです。

ダメになってしまった耳の神経の代わりをしてくれる脳に対し、動くことによって学習させなければいけないのです。

私はその時は「慣れる」を理解できていなかったです。

しかし先生は「動くことが一番の治療になるから適度に動いて」と。

先生の言葉を信じて頑張って動きました。

退院後も小さな発作が数回おこり家でひっくり返りそうになりました。

けど、めげずに毎日の様に散歩し、「視覚、聴覚、足の裏の感覚」を鍛えましたビックリマーク私の脳も頑張って学習してくれてるようで散歩後は昼寝をしちゃうほどグッタリ疲れます。

退院1ヶ月くらいは散歩も午前、午後10分程度でしたがもうヘトヘト。気分が悪くなって食事も摂れない日もありました。

2ヶ月くらい経つと調子によっては1時間くらい歩けるようになりました。横断歩道を見ていると気持ちが悪い、とか、車の音や流れを見ていると気持ちが悪い、とか、信号で止まるとフワフワ感が強くでたりするけど。

メンタル強靭なこの私でもめまいの病気になって落ち込むことがありました。恥ずかしいくらい泣いてしまった事もあります。

なかなか良くならない症状、小さく繰り返した発作、焦り…

そんな時はいつも家族や友達が助けてくれました。

めまいは目に見えない病気だし本人にしか分からない病気なので、「こんなに辛い、苦しい」と話しても絶対に理解されないと思います。

いや、される訳がないのです。私が逆の立場でも理解できないと思います。←今なら心の底から理解できます!!

唯一「辛いよなー。頑張ろうなー」と心に刺さった人の言葉は「同じめまいの病気で苦しんでいる人」の言葉でした。

この辛さを分かってる人の言葉って凄く沁みる…

健康な人の「頑張ろう」の言葉とめまいで苦しんでいる人の「頑張ろう」の言葉は全く違うのです。めまいもちの人に言われたら「よし、頑張る」と素直思えるのですが、健康な人に言われたら「こんなに頑張ってるのに…これ以上どうすればいいの」と卑屈になってしまいました。

めまいは心まで病気にさせちゃうんだな~、と思います。

 

私は結局15日間の入院後、11ヶ月の通院(内服)で一応完治しました。(完治といっても時折フワフワする症状はでますが)

当初は2、3ヵ月もすれば治ってる、と思っていたけれど随分長く患ってしまいました。

それでも今はこうして健康だった時と同じ生活を送れてます。

ありがたいです。

前庭神経炎のリアル情報が少なくてブログの中で私の情報を残し、参考になればと思います。皆が同じ経過ではないですケドね。

めまいと本気で向き合った私の約1年の証。

今回で最終章になりましたビックリマーク

 

同じ病気のめまいの方々、頑張ろうねビックリマーク絶対に良くなるよビックリマークビックリマーク

諦めず、焦らず、一緒に頑張ろうビックリマーク

 

おーわーり合格