遅ればせながら、映画 GANTZ を見てきました。

子供に見せるには残酷すぎるシーンがあると聞き、見たがってた次男は置いて、一人で見てきました。

(だけど、実際には小学校低学年くらいの子連れの方がいらっしゃいました。)


仮面ライダーや戦隊もののような通常のヒーローものは、おとぎ話のような、リアリティに少し欠けたところが、ある意味救いになっているものです。

…で、この映画を見て、二宮和也と松山ケンイチをダブルキャストにした意味が、よく解りました。


演技の上手い俳優さんはたくさんいます。その中でも、この二人でなければならなかった。それは、恐ろしいほど自然でかつリアルだから。


…マジで怖すぎです。




今まで仮面ライダー見ていて、本当だと感じたことはなかったし、どこかに嘘っぽさがあったし、演技も芝居だと思えるレベル。


いえ、確かに映画の中で出てくる星人たちは、嘘っぽい。なのに、対照的に玄野(二宮和也)と加藤(松山ケンイチ)があまりにリアルで、映画なのに、現実だと認識して引き込まれてしまう。

だから、怖い。


後ろから、小学生が『怖いよ…。』と何度も言ってました(やっぱり子供には刺激が強すぎです)。

確かに怖いだろうなぁ。大人の俺でも引き込まれてしまって、リアルで怖いんだから。



玄野が変貌していく様も、丁寧に二宮和也氏が演じていて、非常に分かりやすかった。


次回の予告で、4月公開の後編に期待してます。