毎年6月の第4土曜日に修しております金光院の施餓鬼供養を、今年も令和6年6月22日(土)13:30より修させていただきます。
餓鬼道とは自分の欲ばかりを主張して他者のことを顧みない者が生きる世界のことです。
他者を顧みないから恨みを買うことも多く、たとえ願いが叶っても飽きることなく次々に欲が起こり決して満たされることが無い。
満たされることが無いから次々に求め、省みることが無いから恨みが積み重なっていく。
書いていると最近話題のメジャーリーガのもと通訳のことを思い出してしまいますが、読者の皆様の身の回りにも思い当たる方はいませんか?
餓鬼道とは何も遠くの世界のことではなく、今生きるこの世界に存在します。
読者様を食い物にしようとする人が身近にいたら?
自分が社会に認められないのは世間が悪いと逆恨みしているような人が身近にいたら?
考えるだけでも怖いと思いませんか?
このような、決して満足することのない者たちの世界に仏様の力をもって、満足するということに気づくきっかけを作ること。
それが施餓鬼供養の目的です。
読者の皆さんが施餓鬼法要に参列することで、世の中を少しでも良い方に導く一助となる。
その功徳をご先祖さまや家族に返し、安全で平和な生活を祈る。
金光院では6月22日に近隣の真言宗寺院の住職様に助法をいただいて13:30より厳修させていただきます。
法華経の中には、百・千・万回宇宙が誕生し滅んだとしても仏教に出会う奇跡を得ることは難しいとあります。
世の中に数多あるブログの中で、拙僧のブログに出会った奇跡をきっかけとして、金光院の施餓鬼供養にお参りいただけたら幸いです。