令和6年2月15日、13時30分より金光院にて修される涅槃会のご案内をいたします。

涅槃会とはお釈迦様の入滅を悼み、また成道を喜ぶ儀式です。

お釈迦様の入滅を悼むのはわかるが、なぜ喜ぶのかと疑問に思われる方も多いかと思いますので、そのことについて少々書いていきたいと思います。

 拙僧のように未熟な僧にとって死とは輪廻の輪に従い次の生での修行の開始ですが、お釈迦様の様な悟りに至った方にとっては、肉体が本質的に持つ食欲や睡眠欲から究極的に離れ法則と同化するこういです。

それゆえ涅槃会では、お釈迦様から直接教えを授かる機会が永久に失われたことを悲しむと同時に、お釈迦様がついに究極の悟りに至ったことを喜ぶのです。

また修される日についてですが、経典によればお釈迦様の入滅はヴィーシャカ月の満月の日とされています。

ヴィーシャカとは第二のと言う意味ですので日本では2月、あるいは旧暦の2月の15日あるいは満月の日に合わせて修されています。

またタイやビルマなどの南伝仏教の国ではお釈迦様の時代の暦をそのまま現代の暦に当てはめ5月の満月の日に修されるようです。

 金光院では涅槃会の際に涅槃団子を参拝の皆様に授与させていただいております。

ぜひご参拝ください。

またYouTubeすいはチャンネルにアップ涅槃会の紹介をアップっさせていただいておりますので、そちらも見ていただけたら嬉しいです。