まだ少し肌寒い日もありますが、道ばたにはかわいいたんぽぽの花や綿毛がいっぱいですね
この日、金光図書館with青い鳥点訳グループは、金光公民館で開催された「たんぽぽまつり」に参加しました。あたたかくてやさしい福祉のお祭りです。
ホールでは「ぼけますから、よろしくお願いします」が上映されました。
アルツハイマーと診断された、働き者で社交的だった妻と、90歳になるまで家事は妻に任せきりで、リンゴの皮も剥いたことがなかった夫。
そんな二人を、カメラマンでありナレーター・監督でもある娘が、病気の進行と共に少しずつ変わっていく日常を、家族ならではの視点から見つめるドキュメンタリー作品です。決して人ごとではないテーマだけに、たくさんの方々の関心、共感を得たようです。
年をとって、色んなことを忘れて、誰かの役に立つ事が出来なくなっても、迷惑をかけるなどと自分を責めなくてもいい。支える人も、支えられる人も、皆んなが笑顔でいられる、そんな世の中になるといいですね
映画のあとは、吹奏楽の演奏ステージやバザー・屋台・おもちゃ病院・スタンプラリーなどなど、色々なお楽しみがあり、金光図書館の点訳・音訳ボランティア体験コーナーにも、たくさんの方が立ち寄って下さいました
まずは、受付でお姉さんにリーフレットをもらって「ボランティア体験スタンプラリー」スタート
見える人も、見えない人も読める「バリアフリー名刺を作ろう」コーナーです。
ペンで名前を書いたら、一覧表を見ながら点字を打ちます。仕上げにスタンプやマスキングテープで可愛くしたら出来上がり
みんな、ステキな名刺を作っていましたよ
そしてこちらは、パソコン点訳体験コーナーです。
点字の五十音を覚えて手で打つのは大変ですが、パソコンと点訳ソフトがあれば、とってもカンタン
今回は、地元に伝わる昔話、戸神様を1行ずつ点訳してもらいました。
「〜は」が、「〜わ」になったり、「~へ」も「~え」と表記するなどの、点字の決まりに従って、入力してもらいました。
みんなのおかげで、一冊の点字図書ができましたありがとう
点字は、身近なものにも付いています。
「探して、読んでみよう」のコーナーです。ワンカップに書いてある点字の「オサケ」を読めたお友だちもいました
ヘッドマイクを着けてますね、なにをしているのでしょうか?
答えは音訳体験です♪
音訳って何ですか?という質問もありましたが、活字を読むことが困難な方のために、録音図書を作ることです。簡単にいうと、朗読ですね。
パソコン点訳と同じ、戸神様を音訳しました。1人1行ずつにしていましたが、もっと読みたい!という子もいて、たくさん読んでくれました。出来上がったCDは、金光図書館で借りれるようにしますので、お楽しみに☆
なんだか不思議なメガネをかけていますね
これは、ロービジョン体験メガネです。
「見えにくいって、どんなこと?を体験し、理解しよう」というコーナーで、白濁や視野狭窄のメガネをかけて、間違い探しや迷路をしました。
こんなに近づいて一生懸命見ているお友達も
街には、一見見えているようでも実際にはほとんど見えない方もいます。困っている人を見かけたら声をかけてくださいね。
こちらは、ブライユペーパー のポチ袋を作るコーナーです。
点字用紙の線のとおりに、切って、折って、のりで貼れば出来上がり☆
こちらも、マスキングテープやスタンプ、クーピーなどでかわいく仕上げていました
大切な人に手紙や小さなプレゼントを入れて送ってみてくださいね
このポチ袋を通して、点字や視覚障害への関心や理解が広がりますように
「出張図書館コーナー」には、バリアフリー絵本や、点字のしくみについての本などを並べました
こんなかわいいお客さまも、読書を楽しんでいましたよ
コーナーごとに、スタンプかシールをはってもらったら、ゴール
スタンプ1個でペロペロキャンディー
スタンプ3個でペロペロキャンディー+はっP♪キーホルダー
スタンプ4個以上で、ペロペロキャンディー+はっP♪キーホルダー
+リーディングトラッカー
をそれぞれプレゼントしました
今年も、たくさんの笑顔の花が咲きました
参加してくれたお友だち
そして、ボランティアのみなさん&お世話になった方々、ありがとうございました
また来年も「たんぽぽまつり」でお会いしましょう