職場の同僚と、近場のレストランへ行こうと、電車を乗り継ぎ、ダウンタウンへ。



駅から、徒歩で15分ぐらいで、そのレストランへ到着した。

すごい行列で、約1時間ぐらい並んで、やっと席に着いた。


食べ物は、こちらでは珍しいうどん屋。

正直、一杯、約2000円近く払う価値はないと思いつつも、職場の同僚とゆっくり話せて、とても楽しかった。


その帰り、駅まで来た道を同僚と話しながら歩く。


皆が、駅のホームに向かうのに、私はどうしてもトイレに行きたくなった。


5人の同僚を、待たせてしまうことを非常に申し訳なく思ったが、背に腹はかえられない。


5人の同僚に、急いで戻ってくると伝えトイレにダッシュ。


駅のトイレに入ろうとすると、何かのプロモーション中で、たくさんの人はプロモーションを見学する中、トイレの入り口にたくさんの人。


人だかりをかき分け、やっとトイレの入り口まで到着すると、トイレの入り口をブロックするように、ブースに立ち、商品の説明を熱心にする女性。


その説明を聞き終わるまで、5 個近くある、トイレに入れてくれない雰囲気なのである。


びっくりすることに、トイレに行きたいであろうがために来た女性たちは、10人ぐらい、おとなしく、そのプロモーションが終わるのをじっと我慢して列をなして聞いているのである。


私もトイレに行きたいので、5分ぐらいそのプロモーションの女性の、商品説明が終わるのを、今か今かと聞いていたのだが、ちっとも終わらない。


途中で、高齢の女性がプロモーションの説明を無視して、駅の公衆トイレに入ろうとした。


びっくりすることに、プロモーションの説明をする女性が、両手でトイレの入口を塞ぎ、その高齢女性を列の後ろに追い返している。


私は待たせている5人の同僚のことが心配なのと、トイレに行きたい高齢者を、無惨にも追い返すその女性に非常に頭が来た。


黙って説明を聞いている、10人の女性達を横目に、私はプロモーション中の女性に言った。


"商品の説明を聞かないとトイレに入れないなんて、信じられない。

商品のプロモーションなんて、トイレの入り口でやるべきでない。

商品の説明を聞かないとトイレに入れないなんて、あなたのやっていることは、身体的な虐待だ。今すぐやめるべきだ!"


と、その説明を黙って聞いている10人近くいる女性たちの前で、私は叫んだ。


驚くことに、私に賛同してくれる人は誰一人おらず、黙って、商品説明を聞いている10人の女性たちと、まくし立てるように、商品説明をする女性がピタリと話を止め、全員が私をすごい顔で睨みつけている。


そこで、目がさめた。

変な夢だった。


今夜は、しっかりトイレに行ってから寝よう。