コロナな日々124~コロナ接近とツイッター断ちと投資

 

●2022年8月○日(○) 某店訪問171回目

 

「銀鮭のポテト」「鶏の唐揚げ ピリ辛中華あんかけ」。メニュー名は、正確には「銀鮭とポテトの紙包み焼き」だろうと思うけど、店頭看板はバイトの子が書いているようで、この日はいつもの元ピンク髪のおねえさんが不在で、男の子しかいなかった。不慣れな男の子が書いたのだろう。魚の上にポテトがのっているというメニューは、以前にも数回あったけれど、全てマッシュポテトであった。今回は、そうではなく、粗くつぶしたジャガイモ。同じメニューでも微妙に変えてくるところに、この店の凄味を感じる。鮭とポテト、厚揚げ、エノキ茸に加え、珍しくブロッコリーが加えられているのもポイント高い。隠しメニューで、鮪の刺身が付いていて、うれしい。いつもよりねっとり濃厚な味わい。鶏の唐揚げは、やや久しぶりに野菜とキノコのあんがたっぷりで、旨い。

 

 

●2022年8月○日(○) 某店訪問172回目

 

「鯖 塩焼き」「出汁巻き」「鶏の天ぷら チリソース」。昨今のインフレ(物価高)や海洋資源の枯渇(要は魚が激減した)で仕方ないけれど、鯖の切り身も小さくなってしまったようである。塩焼きが相変らず塩辛いけれど、大根おろしで中和しながら食べる。鶏天は安定の美味しさ。この店の天ぷらは、なぜこんなに美味しいのか。

 

 

●2022年8月○日(○) 某店訪問173回目

 

「鰤 照り焼き」「鰹のたたき」「チキンカツ デミグラスソース」。鰤は先週も出た。最近、よく出てくる気がする。鰹のたたきがうれしい。昼から贅沢気分。チキンカツはお久し振り。でも、やっぱ量が少なくなった気がする。デミグラスソースが濃厚で、抜群に美味しい。

 

 

●2022年8月○日(○) コロナ接近

 

同じ部署の人がコロナに感染した。感染が判明したのはお盆休み明けで自宅療養しており、本日から在宅勤務開始ということで、WEB会議のミーティングで話を聞く。感染経路は不明。お盆休みはどこにも出かけておらず、外出は子どもを連れて、近所の公園に行った程度とのこと。コロナの症状は、少し熱が出たが、数日で収まった。ただ、頭痛が4~5日間程度続いたとのこと。軽症なので、病院には一度も行かず、オンライン診療を受け、宅配便で薬が届いたという。この辺りは、居住する自治体によって異なるようだけれど、参考になった。

 

先週は、知り合いの一人もコロナに感染した。知り合いの場合は、職場感染。お盆休み明けに出社すると、上司の一人がコロナに感染していることが分かって濃厚接触者となり、午後から自宅待機。翌日、検査を受け、自らも感染していることが分かり、7日間の自宅療養となったとのこと。20代とまだ若いせいか、全く無症状だったらしい。

 

コロナな日々が始まって、2年半。遂にコロナが近くまでやってきたかという感じである。自分の場合、コロナで重症化して死んでも良いという覚悟はできているので(苦しむのはちょっと嫌だけれど仕方がない。どうせみんないつか死ぬのだから)、別に構わないのだけれど、自分が感染した場合、母を感染させることだけは避けなければならない。それだけである。もちろん、体重管理(糖質を食べ過ぎない。空腹こそ最高の薬)と睡眠(近年は仕事が早めに終わった日と休日は22時頃に就寝している)と口腔ケア(歯科医院に3ヵ月スパンで通院している)をメインとする健康管理はこれまで同様に続けていくつもりだ。

 

 

●2022年8月○日(○) ツイッターやめた

 

ツイッターを始めたのは、2020年12月上旬。ある人がツイッターをやっていて、その人の動静が知りたいので、始めた。その人専用で、他のツイートはほとんど見ていない。2022年3月に松村雄策さんが亡くなられた直後だけ、「松村雄策」で検索して、関連するツイートや貼り付けられていたブログを読んだ。この時は本当に便利だなと感じた。ポジティブな調べものや同好の士を見つけたりするのには、とても良いツールだとは思う。

 

反面、ツイッターには負の側面があまりにも大きい。著名人から一般ピープルまで、全ての人たちの存在が見えてしまう。普段、自分たちが見えているのは、家族・親族、友人、近隣・地域、職場、趣味関係などのリアルな知り合いとマスコミ(画面・紙・誌面)を通じた一部の政治家や経営者、芸能人、スポーツ選手などの著名人だけだ。しかし、ツイッターを始めると、ツイッターをやっている全ての人の動静や思っていることが見えてしまうのである。これは相当にヤバい。

 

なぜなら、人は、常に他人と自分を比べ、嫉妬にかられる存在だからである。また、人は嫉妬にかられると、何かを「悪」とし、自らの「正義」を振りかざして、自ら作り出した「悪」を徹底的に攻撃するという行動に出るからである。

 

自分も、ツイッターを始めて、嫉妬に苦しんできた。フォローしている人とフォロワーたちがリプをやり取りしていたり、リプに「いいね」が付けられたりしているのを見て、嫉妬にかられていた。フォローしている人が書き込むと、その人が今何をしていて、何を考えているのかが分かり、それに対してフォロワーたちがリプを付けて、それにまたフォローしている人がリプを返したり、「いいね」を付けたりして、エンドレスで切りがない。まさに嫉妬の無間地獄である。ツイッターを開くのが辛くなってきた。

 

あることがあって、2週間ほどツイッターを開かなかった。気分が楽で、平和である。ああ、これでいいわ。もうツイッターを見るのはやめよう。そう思ったのだけど、スマホに相変わらず通知だけは来る。それも、ツイッターを全く開かないせいか、今まで見たことがないホリエモンや芸能人がツイートした通知が来るようになった。ホリエモンは嫌いではないけれど、ツイートをチェックするほど好きでもない。この通知攻撃、何とかならないものかと思っていたところ、ある日、スマホの設定で「通知」をオフにすれば良いということに気が付いた(鈍い)。それから、本当に平穏無事な日々を送っている。

 

これで、自分が見ているネットは、Yahoo!ニュース(正確にはプラス東洋経済オンライン、JBpress)とこのアメブロだけになった(アメブロにしてもフォローしている方のブログしか見ていない)。YouTubeはマジでほとんど見たことがないし、フェイスブックもインスタもやったことがない。検索も地図も、ヤフー一筋。グーグルを自らの意志で使ったことはない。今時、こんな人間も珍しいとは思う。

 

あと一つ、残っている問題があって、それはYahoo!ニュースである。スマホでYahoo!ニュースを見ていると、見たくもないニュースが出てくる。あまりにも極端な意見や大局から見れば失礼ながらどうでも良い出来事が、さも大事件のように何度も繰り返し報じられる。人は嫉妬にかられ、「正義」を振りかざして「悪」を攻撃するのを好むので、「悪」を叩くのがマスコミの仕事(言い訳は「ジャーナリズム」「権力の監視」「弱者の味方」)なので仕方がないとは思うものの、そんな記事を読んでいると自分も自分なりの「正義」をふりかざして、自分の思う「悪」を攻撃したくなるので始末が悪い。

 

特に、Yahoo!ニュースは、芸能人・著名人が「こんなツイートをしていた」「TVのワイドショーでこんな発言をしていた」というスポーツ新聞の記事を掲載するので、見るのをやめたツイッターや普段は絶対に見ないTVのワイドショーを観るのと結果的に同じことになってしまう。これでは、ツイッターをやめた意味がない。

 

やはり通勤電車の車内では、カバンに入っている日経新聞(月4,900円払ってるんだからちゃんと読めよ)か本を読むのが正解のようである。そういえば、最近、電車内で本を読んでいる人を何回か見かけた。同じように考えている人は、意外に多いのかもしれない。

 

 

●Yahoo!ニュース オリジナル 特集

僕の生き方、耐えられない人も多いと思いますよ

─コツコツ投資を15年、厚切りジェイソンの“ぜいたく”な暮らし

https://news.yahoo.co.jp/articles/7d3daf79010894dd0eaf30c65561f540d551610a

 

「お笑い芸人の厚切りジェイソン(36)は、IT企業取締役、投資家としての顔を持ち、資産運用だけで“家族全員が一生暮らせる資産”をすでに築き上げている。そう聞くと、つい高級車を乗り回し、豪邸に暮らすセレブ像をイメージしてしまうが、その暮らしぶりは正反対だ。車は持たず、移動手段は自分の足が基本。外食はしないし、旅行も好まない。無駄な付き合いはしない。自らを“とても保守的な投資家”と呼び、「日本人は投資を誤解しがち」と話す厚切りジェイソンが考える、「本当の豊かさ」とは……?」

 

「どうだろうね、僕の生き方、耐えられない人も多いと思いますよ。全然苦だと感じていないんですけど。僕はお金を使わない。使わなくていいからこそ、こういう状態にある。僕が、節約をして地味に生活をすることに満足できる人だから。FIREとか、資産という言葉に魅力を感じている人って、地味な人生を送りたくないじゃない? 例えば、毎回新しいiPhoneが欲しいとかね、そういう発想だと、お金はたまらないです。世の中の物欲に巻き込まれている人は、そこから抜け出しにくいと思う」

 

「僕のやっていることは、とっても簡単なこと。支出を減らして、全米インデックスファンドを買うだけ。本も書いたんですけど、言いたいことはたったそれだけだから、一冊にするのはけっこう大変でしたよ(笑)。とにかく、よくある株のイメージで、一晩で数億稼ぐとか、そういうことではまったくない。来週までに億万長者、じゃないんですよ。それは、地味な作業の繰り返し。なかなかきっかけがつかめないという人も、データを使って、シミュレーションをしてみたら、実感するんじゃないかな。つみたてNISAを月々3万円するとか、少しずつ、一生続けられるような投資を、習慣化できるような基礎を固められたらいい」

 

「お金がなければ生活に満足ができない、そう思っている人は、人と比較してるところが大きいんじゃないかな。僕は、人と比較しない。自分が満足していたら、そんな必要ないから。誰かが持っているものを、自分も持てば満足だ、それは悪循環。結局、満足してないんですよね。次のものを探して。自分の内側から満足できない人は、本当の幸せを生み出すことはできない。そこから、どうやって抜け出せるのかを考えないといけないですよね」

 

 

正論である。実は自分は厚切りジェイソンさんのことは知らなかった。先日、書店でベストセラーになっているというPOPを見かけ、著書の「ジェイソン流お金の増やし方」(ぴあ/2021年11月)を手に取ってチラ見したところ、かなり面白かったのである。

 

言っているのは、コツコツ節約して、その分を投資しては?というシンプルなことである。しかも、投資対象は自らも行っている全米インデックスファンド(投資信託)一択。自分は米国人なので、日本人の読者には楽○証券に口座を開設して、「楽○・全○株式インデックス・ファンド」を購入してはどうかと、その具体的な買い方までを懇切丁寧に紹介している。ここまで丁寧にマジで書かれている投資関係の本は、今まで見たことがない。自分も手持ちの小金をちょっと突っ込んでみようかと思ったほどである。

 

やれ、インフレだ、格差社会だ、政府が悪い、自民党が悪い、岸田首相が悪い、旧統一教会が悪い(旧統一教会は確かに悪いが)とTwitterに書き込んだところで、世の中は何も変わらない。自分たち一般ピープルのできるのは、社会を変えることではなく、自分の生活習慣と行動を変えることだけである。実際、それしかできない。これだけ変化のスピードが速く、先の見えない世の中になってしまうと、もはや自分の身は自分で守ることしかできないのである。