「尖る」という漢字は面白い。「大」の字の上に「小」の字が乗っていて、端に行くほど小さく(とがる)意味を表しているようである。このような字を誰が考えついたのだろう。「尖鋭」「尖端」などを「先鋭」「先端」と書きかえるのは少しもったいない気がする。

 多分「とがる」は古文単語の「疾(と)し」とも親戚関係にあるのではないだろうか。