ここ1週間の気になる動きをざっと。


   日本対トンガのテストマッチはフランスで行われます。トンガは先週バーバリアンズに24-27だったかで敗れました。バーバリアンズのメンバーはジャパンが世界選抜と戦った時の世界選抜とほぼ同じレベルか。そう考えるとトンガはかなり強力。ジャパンとしてはここでしっかり勝つ事が、これまでよりグレードが上がっていることの証明となります。メンバーは発表になっていますが、ロックに真壁を入れて、姫野は6番で先発。リーチは7番に回って、No.8はマフィ。これまで小さい「オープンサンドフランカー」を起用してきたジェイミーですが、新しい布陣で来ました。この大きな第三列でどのくらいトンガの強い当たりに対処できるか。


   バックスは田中、田村優、福岡、立川、ラファエレ、レメキ、松島と、ベストメンバー。福岡が戻ってきてレメキとの両翼は強力です。リザーブに藤田慶和が入りました。久々のジャパンで大暴れしてほしい。


   試合は土曜日の深夜キックオフ。録画して朝見るだな。


   2023年のワールドカップ開催地がフランスに決まりました。南アフリカ、アイルランドとの争いで、アイルランド贔屓としては残念ですが競技場のキャパシティなどの収益面から考えると、まぁ妥当かな。フランスも日本と同じようにワールドカップの翌年にオリンピックを迎えることになりました。


   南アフリカは治安面の不安もあるし、2015年がイングランドで大儲けしたワールドラグビーとしては、日本の次はヨーロッパで儲けたいという発想なのかもしれません。フランスは確かにラグビー人気の高い国。問題は開催国のフランスがここで復調出来るか、ですかね。


   東福岡高校のNo.8福井翔大が来季からパナソニックに加入するというニュースがありました。他のプロスポーツでは当たり前の「高校プロ」の流れがやっとラグビーにも及びました。大学に行くのが当たり前の流れになっていましたが、大学なんていつでも行けるし、世界のトップを目指すならすぐにトップリーグに入って、サンウルブズや代表を目指すのがいいに決まってます。


   福井は2023年のワールドカップ、2020年の東京五輪の両方を目指せる逸材です。彼のようなキャリアを考える選手がもっと出てくるべきで、他のトップリーグのチームも積極的に高校生をスカウトしてもらいたい。年に5人くらいトップリーグに直接行くようになると、時代も変わると思います。プロ契約ならば大学に通いながらでもプレーできると思いますし。日本ラグビーの事を考えると、こういう動きが遅ればせながら出てきたことは本当に嬉しく思います。