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決まりました!


日本はプールA!!


プールAは

アイルランド、スコットランド、日本、欧州1位(多分ルーマニア)、プレーオフ勝者(多分トンガ)


   となりました。対戦チームとしては考えられる最善に近いです。アイルランドは世界ランク4位。ワールドカップではベスト8が最高成績です。最近力をつけてきており、キックによりテリトリーをはっきりとってきて、ラインアウト・スクラムのセットプレーで相手を上回り、得点を重ねるスタイル。スコットランドも欧州の強豪で、前回のワールドカップでも対戦し、日本は敗れました。この2チームとは1991年のワールドカップでも同じ組となり敗れました。スコットランドは6月にヘッドコーチが変わるので、新しい指導体制でチームがどのように変化するのか読めない部分がありますが、バックスに危険なランナーがいる厄介なチームです。


    欧州1位はルーマニアが有力です。ルーマニアは東欧の古豪。ジョージアに組み勝つほどの力強いスクラムを誇るチーム。今年、ジョージアを倒していますし、楽観は出来ません。プレーオフ勝者は恐らくオセアニア3位のトンガが有力。あるいはサモアかもしれませんが。トンガは長く日本のライバルとして争ってきており、2011年には日本が手痛い敗戦を喫した相手。日本のワールドカップ史上最も悔しい敗戦だったかもしれない。ビッグマッチに賭けるハートの強さは折り紙つきで、2011年には準優勝するフランスをプールマッチで破っています。日本戦は燃えてくるでしょう。ルーマニアよりも強敵かもしれません。


   欧州が3チームなので日本としては対策は立てやすい。どの相手にもセットプレーをしっかり固め、ディフェンスで有利にたって少ないチャンスをスピードを生かして仕留める。ジェイミーが目指すラグビーの方向性を合わせるには絶好の相手だと思います。


   気がかりはアイルランドとスコットランドの差が接近している事。バンド1がニュージーランドかイングランドだった場合、はっきりバンド2に照準を絞りやすいのですが、アイルランドとスコットランドだと日本を含めて三つ巴になる可能性も十分考えられます。実力はアイルランドなんですが、しぶとさはスコットランドの方がある。アイルランドは結構ナイーブなところあるからなぁ。もちろん、ルーマニア、トンガも楽に勝てる相手ではありません。日本の試合順、試合間隔も重要な要素です。特に開幕戦、ティア1と対戦して勝って勢いに乗るか、ティア2同士の対戦になるのかも大切。これは9月には決まるようなので楽しみに待ちたいと思います。希望はアイルランド・スコットランドの直接対決の前に両チームとの対戦を終わらせておきたい。これで両方に負けたらワールドカップはおしまい。どっちかに勝てばいいわけですが、この両チームと「勝った方が決勝トーナメント」という状況では戦いたくないなぁ。やっぱり6Nationsの場数踏んでるチームは強いっすよ。ちょっと弱気過ぎるかな。


   あと、スクラムが強い国が多いので長谷川慎コーチの責任は重大ですが、横浜や味スタのピッチコンディションも気になります。横浜は昨年トップリーグをやって芝がベロってめくれていましたが、そうなると低く組みたい日本には不利。高く組むと上半身勝負になります。スーパーラグビーでもピッチコンディションが悪いとサンウルブズはスクラムで苦しむ。日本のサッカー主体の競技場は根付きが浅くて、ラグビーのスクラムに耐えられないんじゃないかと思います。ここは日本の腕の見せ所でしょう。ラグビーに適したピッチに仕上げてほしいものです。


   どの試合も日本ラグビーにとって大きな挑戦となります。楽しみというか早くも緊張してきました。ちなみにルーマニア、アイルランドとは6月にテストマッチをやります。いきなりの前哨戦で、これまた重要ですね。アイルランドにはなんとか一つ勝ちたいところ。特に味スタでの対戦は開幕戦で再戦するかもしれないし。まぁ、こうなった以上、両方に勝ってプール1位を狙わないとダメですね。国民の期待も「あの南アフリカに勝ったんだから」ってなってますし。いや、でも難しいですよ。物凄いチャレンジです。1991年はジャパンも充実していて期待がありましたが、スコットランドに9-47、アイルランドには16-32で完敗しました。敵地でセットプレーでメタメタにされました。当時の監督が宿澤さん、主将が平尾誠二さん。ともに鬼籍に入った2人にいい試合を見せたいものです。


プールB

ニュージーランド、南アフリカ、イタリア、アフリカ1位(多分ナミビア)、最終予選勝者(スペインかロシアかウルグアイ)


   NZと南アの決勝トーナメント進出が濃厚。オールブラックスとスプリングボクスの対戦は見に行きたいなぁ。この2チームの対戦を日本で見られるのは最初で最後かもしれない。5万人以上収容のスタジアムでやるでしょう。横浜か味スタかな?ニュージーランドと南アフリカはラグビーユニオンが「国技」とも言うべきお国柄。プールマッチでぶつかるのは初めてでしょう。私は南アフリカの逆襲に期待しています。オールブラックスがプールで負けたら大波乱の大会になります。


プールC

イングランド、フランス、アルゼンチン、アメリカ1位(多分アメリカ合衆国)、オセアニア2位(多分サモア)


   前回4位のアルゼンチンが入った「死の組」。前回、死の組を勝ち上がれなかったイングランドがこの組に入りました。フランスも低迷を脱しつつありますし。イングランド・アルゼンチンはフォークランド紛争の因縁もあります。サッカーの時はこの対戦は札幌ドームでした。また札幌でやったらいいんじゃないですかね。これは本当に分からない組です。フランスとアルゼンチン、うーん、これも見たい。フランスは2007年に自国開催で開幕戦でアルゼンチンに敗れています。そのリベンジマッチが見たいです。


プールD

オーストラリア、ウェールズ、ジョージア、オセアニア1位(多分フィジー)、アメリカ2位(多分カナダ)


   オーストラリアは1位で行けると思っているでしょうが、オセアニア1位のフィジーが入ってくる事で息の抜けないプールになりそう。オーストラリアはスーパーラグビーでは物凄く弱くなってますが、過去ワールドカップ優勝2回、準優勝2回。ワールドカップにはきっちりと代表チームをまとめて来るので、プールマッチ突破は間違いないでしょう。ウェールズは今季6Nations5位に低迷。ティア2から狙われる事になるでしょう。

   ジョージアはスクラム強国。前回はトンガに競り勝ちプール3位に入りました。悲願の決勝トーナメント進出、6Nationsの国を倒す事に燃えているでしょう。そのジョージア以上に決勝トーナメント進出が狙えるのはオセアニア1位のフィジー。ただいま世界ランク10位。前回は死の組に入って予選に回っていますが、秘めた実力は高い。リオ五輪では7人制で金メダルを取り15人制でも久々に上位進出を狙いたいところ。

   この組はどの試合も面白いと思います。オーストラリア・ウェールズ・フィジーは前回も同じ組でした。なんか縁がありますね。


   いやー、どこの組も激戦必至です。もう全試合見たいですね❗️