インターンシップで、とある映像制作会社が学生を集め、現場実習を行った。
カメラ、音声、照明、演出など各パートに分かれて、学生に仕事の内容を説明していた。
その中で照明の人が学生に話している話が印象的だった。
「自分は今、照明やっているけれど、入社した時はカメラ希望だったんだ。
でも照明部にまわされて仕方なく照明の仕事をやったけれど、でもやっていくうちに、照明がなければ撮影ができないほど大事なパートなんだってわかった。照明で絵の雰囲気も決まる。
照明は誰よりも早く来て誰よりも遅く終わるからきついけれど、同じ映像づくりとして、照明の仕事は面白いと思う。」
手段は違えど、いい映像を作りたいという目的は、カメラも照明も同じ。
学生はどう感じたかわからないが、聞いていた自分は、
道は一つじゃないんだよなあと心に感じていた。