映画「レイルウェイズ 愛を伝えられない大人たちへ」を見た。
長年連れ添った夫婦のすれ違いを描いた映画。
人と人がわかりあうことの難しさを感じる。
自分のすることで精一杯で周囲をかえりみない夫、自分のことしか考えてないと娘に言われる。
仕事も家庭もバランスが大事、男は黙って背中で語るという時代ではない、と言葉で片付けるのは簡単だ。
だがそれを実践できているのか、その必要性を感じている人はどれだけいるのだろう。
所詮人と人はわかり合えないと、どこかであきらめて淡々と日々を過ごしていく。それが現実的なことのように思える。
相手を理解するとは何だろう。
相手の話を聞くことか。
相手の願いを叶えることか。
自分の相手への思いを押し付けることか。
そもそも相手を理解することなんてできるのか。
自分の本当の気持ちも自分自身わからないことが多いのに。
映画に出てくる夫婦は離婚という選択をする。お互いの相手を思う気持ちは変わらないのに。
失敗のない正解はない。その時その時を真面目に懸命に生きて積み重ねる。正解や失敗は関係ない。結果は後からついてくる。
まずは、今、この時を生きていく。
人生はその積み重ねなのだと改めて思えた。