★過ごし方を変えよう!PART2
●人間の脳の発達は大きく分けて3つ
人間の脳は大きく3つに分かれて発達してきました。
植物脳、動物脳、大脳新皮質の3つの脳で、それぞれの働き方が違います。
植物脳は、生命の一番大事な、心臓を動かしたり、呼吸をしたり、生命を守るための最低限
必要な機能をつかさどり、動物脳は、食欲や性欲、睡眠欲など本能をつかさどります。
この2つが生命中枢と呼ばれ、ここに自律神経中枢やホルモン中枢、免疫中枢などがありま
す。
その上に発達したのが、知的活動を可能にする大脳新皮質です。
〇知っておこう!
◎脳の活動が偏り、脳内物質のバランスが崩れると、心の病気になりやすくなる
脳は、今送られてきた情報のすべてを複雑な神経伝達回路を駆使して、今までの記憶とや
り取りし、感情を作り出したり、次の行動を指令したりします。
しかし、脳の働きが偏り、低下していると、こうはいきません。
不安を感じるストレスホルモンが出過ぎてしまったり、ちょっとしたことがあっても平常心を保
つためのセロトニンがうまく働かなくなったり、脳内の神経伝達回路に変調が起きやすくなっ
たりします。
これがうつ病などに陥る落とし穴となります。
●神経伝達のやり取りをしている脳内物質
1.ドーパミン
覚醒作用とやる気のもと
2.セロトニン
脳内ホルモンのバランス役
※睡眠や精神の安定に不可欠。不足するとうつ病の危険が!
3.βーエンドルフィン
鎮痛、快楽、リラックス
※副交感神経の働きを高め、緊張をほぐす
4.ノルアドレナリン
心身を緊張させ、活動させる
5.ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)
ストレスを感じたとき
※防衛、攻撃本能を高める。過剰になると、活性酸素を増やし、細胞を老化させるもと。
◆過ごし方を変える方法もカウンセラーとよく相談してみよう!