【ブリュッセル30日時事】
欧州連合(EU)は9月1日、当地で緊急首脳会議を開き、グルジア情勢と同国に侵攻したロシアへの対応を協議する。
南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立を承認したロシアへの制裁論も浮上しているが、EU議長国フランスの大統領府高官は29日、「いかなる制裁も決定される見通しはない」と述べ、制裁は見送られる公算が大きいことを明らかにした。
クシュネル仏外相は28日、「(対ロシア)制裁や他の手段が検討されている」としていたが、一転して制裁見送りに傾いたことになる。
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EUの対ロシア制裁がストップしたのは、おそらく石油と天然ガスのロシア依存を脱却することで、ロシアに対しての一定の制裁ができるのではないかと考えたのだろう。
しかしアメリカはまだ黙っていない。どうロシアの出鼻をくじいてやろうかと検討中であろう。
新「米・ロ冷戦」状態は絶対に避けなければいけない。
ただ、アメリカには外交でロシアと対峙するだけの余裕がない。