提供:オリーブニュース
フリーター、ニートなどと呼ばれる若者が、働く場所がなく、あっても低賃金で生活していくのも苦しいという現実がある中で、年金を貰いながらも楽しく元気に働くお年寄りがいる。
山でもみじなどのきれいな葉っぱを集め、料理の飾り用に出荷する仕事をするお年寄りの村が、テレビで頻繁に取り上げられるが、80歳を超えるおばあちゃんがパソコンの画面を見て「今日はこれにしよう!」と選択してメールを送り、山で葉っぱを集めて「これは1枚いくら、こっちは1枚いくら。」と楽しそうに話す姿からは、なんとも充実した生活を送っているように感じられてうらやましい限りだ。
山に入って歩き回るから健康にいいし、パソコンを操り、収入もあげる。理想的な年のとり方と言えるのではないだろうか。
我が家の周りには70~80歳代のおばあちゃんが非常に多い。
毎朝5時を過ぎると何人も連れ立ってどこかへ出かける。オフィス街にあるビルの掃除のアルバイトに行くのだ。
2時間ほど働いた後、近くの店でトーストとコーヒーのモーニングを食べて帰って来る。中には杖をついてゆっくりしか歩けない人もいるのだが、仕事が丁寧だとみえてクビもならずに何年も働き続けている。
都心の早朝の掃除のアルバイトは時給1,200円以上、1日2時間でも毎日働くといいおこづかいになる。中には夜も3時間ほど働いている人もいる。
掃除のアルバイトはお年寄りと中国人が多い。たまに若いフリーターもいるが仕事も雑ですぐやめてしまうのだそうだ。全自動洗濯機も掃除機もない時代にお姑さんに鍛えられて家中の掃除を一手に引き受けていた世代の人たちだから、年をとっても掃除はお手の物。なまじ若い主婦よりよほど掃除がうまいだろう。
ファストフード店でも元気に働く高齢者が増えている。五反田のあるハンバーガー店では従業員の6割が60~70歳代のスタッフだ。
キッチンでハンバーガーを焼く手つきも慣れたもの。ぱぱっと手際よく仕事が早い。レジに入って注文もとる。元気に働くお年寄りの明るい笑顔は、お客にとっても「元気の素」になるのではないだろうか。
日本人の平均寿命がどんどん伸びている。60歳、65歳の定年を過ぎても元気な人は働きたいと思っているに違いない。女性が社会に進出し、家事、育児、介護などにかかわる時間が削られている今こそその分野で人生経験の長い年長者が働くことが出来れば理想的ではないかと思う。
病気をしていない限り、60歳、70歳はとても元気だ。引退するにはもったいない。働くだけではなく、ボランティア活動をしている人も多い。
アルバイトでも趣味でもボランティアでも何でもいい。1日家に閉じこもっているのではなく、外に出て社会と常に触れ合って生きがいを感じることが出来れば、老後も暗いばかりではないと思う。
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若者も元気なお年寄りのパワーに負けずに、自分なりの生きる術を見つけてほしいと思う。