「ダンシングクイーン」、「S.O.S.」、「悲しきフェルナンド」と多くのヒット曲を生み出し、70年代を代表するスターとなったスウェーデンのポップスグループ、アバ。
「ホワイトハウスのエレベーターのバックグラウンド・ミュージックをすべてABBAの曲にしたい」
このような“公約”をしたのは、米共和党の大統領候補に内定したジョン・マケイン上院議員である。
昨年10月、南部サウスカロライナ州を遊説した際、記者団との懇談で語った。
マケイン氏とスウェーデン出身のポップスグループのABBA。
意外な組み合わせのような気がするが、本人はそれを聞かれるとむきになる。
「みんななぜABBAかと聞くけど、彼らはビートルズよりもレコードを多く売っているだろう。僕はABBAが好きといって恥ずかしくはない」
マケイン氏は先月6日、地元アリゾナ州のラジオ番組に出演した際にも、予備選での大規模集会での演説を前に気分を盛り上げるため、ABBAのヒット曲「テイク・ア・チャンス」(邦題)を聞くこともあると明らかにしたという。
「テイク・ア・チャンス」は1977年に作曲された。
英国で1位、米国でも3位と大ヒット曲となった。
男性メンバー2人による「テカチャンス・テカチャンス」との軽快なコーラスが、演説を前にノリをよくするのだろうか。
77年はマケイン氏個人にとっても重要な年だった。
海軍の上院連絡調整官に任命され、政治の世界へと足を踏み入れるきっかけとなった。
マケイン氏は予備選のテーマソングとしてこの曲を流すことも検討したが、著作権の問題などがあり断念した。
マケイン氏は冗談まじりに「もしわれわれがABBAの曲を使っていることがストックホルムに伝わったら、米国とスウェーデンの関係が悪化するかもしれない」と説明した。
ABBAは80年代初めに活動を停止して以降、4人で演奏したことはないが、その影響力は衰えず、彼らの楽曲だけで構成されたミュージカル「マンマ・ミーア!」は世界的なヒットを記録している。
「マンマ・ミーア」は今年映画化もされた。
マケイン氏は現在71歳と、46歳の民主党の対立候補バラク・オバマ上院議員に比べると、新鮮味に欠けるのは否めない。
しかし、ABBAが活動停止後20年以上たってもいまだに人気があることを引き合いに、自らも決して時代遅れではないということを訴えたいのかもしれない。
(ワシントン 有元隆志)
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あほらしくて、あいた口がふさがらない。
この話で私は、中学生時代に、「ビートルズ」派と「アバ」派で論争していたことを思い出した。
71歳にもなって、こんなことにこだわって、相変わらず「強いアメリカ」路線から脱皮できず、大切なアメリカ経済活性化の決定的な公約すら出せずにいるのだから、オバマ氏に負けるのは明白だろう。