ワタクシ、10代後半からレンタルビデオ屋で断続的にバイトをしておりました。
町の小さなお店だったため店番はだいたい一人。
店長がふいにやってきてもいいように見えるところだけ掃除をして、あとはずーーーーーっと映画を観てましたw
Survivor "Eye Of The Tiger"
正直言って客層はあまりよろしくなかったです。
もちろん子供向けのものもありましたが、主にその店を支えていたのは任侠モノでした(笑)
『仁義なき云々』を返却に来たお客さんのほとんどが肩を揺らしながら、そしてなぜか浴衣にセッタ姿で役になりきっていたのでした。ぷぷっ
ある日夕方から店番をしていた時のこと。酔っ払った韓国人男性が店に乱入してきました。
何か言っているのですが、あいにく韓国語はわかりません。
そして相手も日本語はあまり理解できない様子。
そのうち「ロッキー、ロッキー!」と言っているのが聞き取れました。
「おっちゃん、コレかいな?」とロッキーの1作目のビデオを取って来て見せました。
「イエス!イエース!!(ホームアローンのカルキン君風)」と一瞬は喜んだものの、まだ何か不満気。
どうも「ロッキー5を探してるねん!!」と言うてるようで。
その頃ロッキーシリーズは3ぐらいまでしかリリースされてなかったと思います。
5なんてまだウワサにもなってませんでした。
Survivor "Burning Heart"
「ファイブ!ノー!バイバイ!!!(`Δ´)」と冷たく言い放つワタクシ。
それでもおっさんはまだ諦めきれないようで、その場を動きません。
他のお客さんもイヤな顔をしていました。
「ええ加減にせんと警察呼ぶぞコラ。もー帰り!!ハウスハウス!!!」←犬!?w
受話器を持ち上げてポリスポリスとまくし立てたら、やっと外へ出ていきました。
私はこの映画にはあまり興味ないけど『ロッキー』と聞くとあのおっさんを思い出すのです。
シリーズ5作目とファイナル、おっさん観たかなw
Robert Tepper "No Easy Way Out"
その後一旦バイトを辞め、数年後また同じ店で土日だけ働き始めました。会社に内緒でw
私がいない間に店長が変わり、店のドル箱も『仁義』ではなくエ○方向に変わっていました。
しかもビデオだけでなく小道具まで取り扱っておりました。
そして店が暇な時は得意客用にダビングした裏○デ○のチェックまで課せられました。
たぶん一生分の裏ビ○オを観たと思います。バイトの後はご飯が喉を通りませんでした(ノДT)
時給の割りにハードな仕事やったんで○○愛さんの裏ビ○○をコピーして持って帰ってやりました:*:・( ̄∀ ̄)・:*: