最近、語言大学に留学していた頃を思い出してばかりです。

語言大学は中国にありながら「中国語を学ぶために世界各国から人々が集まる」
素晴らしいところです。

そこで僕はアジア、欧米、大洋州、中東と世界各地の人々と知り合い、
友人になりました。

今北京に残っている元クラスメートはほんの一握りですが、
語言大学での思い出は一生心に残るものだと思っています。

語言大学に留学して、
「世界中のいろんな人々と、もっと交流したい。
この目でもっとたくさんの世界を見てみたい。」
という願望が芽生えました。

前にも書きましたが、
北京で出会った友達に、彼らの国で再会したい。
という願望を持っています。

クラスメートで仲の良かった友人の一人は今ロンドンに留学中、
クラスのリーダーだったアルゼンチン人は清華大学に留学中。
彼らは僕と同い年。

彼らは自分のやりたいこと、なりたいものに向かって進んでいる。
僕の社会的地位、収入は決して悪いものではないけれど、
僕は彼らを憧れて止まない。
彼らの生活は決して楽なものではないでしょう。
僕の生活は安定していて、仕事という困難さえ乗り越えれば、
人並みの生活が送れます。

けれど、果たしてこれが僕のやりたいことか。
たった一度の人生。許されるのであれば、
僕は世界各国を旅したい。

本を書きたいとか、日本の文化を伝えたいとか、そんな立派な願望ではないんです。
ただ、世界のいろんな人と出会いたい。
これまで出会った人とまた会いたい。
ただそれだけなんです。

融通の利かない娘と婚約しちゃったから、
そうそうできないだろうけど。
長男だから、その責は果たさなきゃならないし、
風来坊なんてできないだろうけど。

でも、いつかは必ず叶えてやる。
そう誓った27の夜。