最近更新をさぼっているこのブログ。
なぜか読んでくれている人もいるようなので、ちょっぴり役に立ちそうなことも載せてみることにしました。
似たような内容、以前書いたかもしれませんがw
着た甲冑のお手入れ、大変ですよね。
残念ながら丸武とかで買った鎧は洗うと色落ちし、生地によってはかなり傷む上に鉄部分の錆の原因にもなるので洗うことはお勧めできません。
なので基本、乾かすしかない!
汗自体はほとんど臭わないので、雑菌が繁殖する前に乾かすのが基本。
扇風機やエアコンの除湿も使って、とにかく素早く乾かしましょう。
そしてできれば乾かす前に、濡れ拭きで軽く汚れをふき取りましょう。
塩が浮いたりした場合も、濡れ拭きでふき取りましょう。
革の部分については、時々かる~く革用の保湿クリーム等でメンテすると良いと思いますが、その際にも模様のついた革(正平革など)は色落ちに十分注意してください。
基本的に汗びっしょりになっても臭わないのであれば洗わないほうが良いです。
どうしても水洗いをする場合は出来る限り革の部分と威糸の部分を避けること!色落ちしたり極端に痛んだりします。金属部分の裏側も乾きにくく、錆が発生する原因となるため注意が必要です。
籠手を結ぶ紐のみを手洗いするような場合は比較的安全です。
私の場合、兜の内張がどうしようもなくなった場合にお湯を流して洗うことはあります。兜の内張は乾燥し難いので洗った後も注意が必要です。
甲冑が臭ってしまった場合は、まずは雑菌繁殖の元となる汚れを、濡れ拭きやタオルを当てての部分押し洗いでできるだけ落としてから、消毒・除菌を行いましょう。
洗剤を使うと洗剤をすすぎ落とすのが非常に大変なのでできる限りやめたほう良いでしょう。
【消臭スプレーについて】
ファブリーズ等の消臭スプレーは一時的な消臭ができる場合はありますがそこまでの効果はありません。
クレベリン系のスプレーはファブリーズ等に比べ著しく強力な効果を持ちますが、威糸の色落ちや変色、錆の原因となり得る反作用もありますので注意が必要です。クレベリンゲルは鎧櫃の中におけばその中で臭うくらいになってしまった甲冑の燻蒸も可能ですが(要:色落ち覚悟)、次からはそこまで呪われないうちに解呪しましょう。
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