ウィッチャー3も終わったし暇だ。

そうだ、ワープステーション江戸と、国立歴史民俗博物館に行ってみよう!

…国立歴史民俗博物館はちょい遠いけどなんとかなるだろう。

 

というわけで。

北関東道経由でつくばのワープステーション江戸まで行ったんですが、まだ茨城は遠いなぁ…

 

ワープステーション江戸はNHKが管理する撮影施設。

荘内映画村もといスタジオセディックオープンセットのようなものですが、面積も違えば雰囲気もだいぶ違います。

スタジオセディックのほうは大きな宿場町をメインに敷地面積の広さを生かしていろいろな要素を個別に配置していますが、

こちらは狭い面積にスタジオセディック以上の時代劇要素…武家屋敷・商家・問屋・水運・砦・門各種・宿場などを圧縮して配置しています。表が武家屋敷で裏が商家とか、半分しかない家とかw しかし表から見る分にはバッチリ。

NHKというと受信料がもたらす無尽蔵な予算というイメージがありますが、ここは本当に工夫されています。

あと、ワープステーション「江戸」とはいうものの戦国や明治時代にも対応しています!

 

「本物」はありませんが、雰囲気は満点。時代劇の中に入り込んだ気分になれます。ただし、良くも悪くも!

長屋も結構アレですが、あばら屋の酷さが… 当時の身分差別まで感じられるくらいリアルです。うん。ここには住みたくない。

 

 

そこから車で80分ほどのところにある国立歴史民俗博物館。

こちらはワープステーションとは違い本物…いや、実は複製ばかりでした。

日本の歴史と民族のことが重要なのであって、資料はあくまで添え物です。明らかに民族や歴史のことに重点が置かれています。

 

そのかわり歴史については地域ごとの特色まできちんと扱っているので展示量は膨大。まるで地方の博物館の集大成。近世以降を急いで見ても2時間以上かかりました。それでいて入館料420円。

 

「その使命は、人類の歴史的営為が複雑に絡み合った現代社会において、未来を切り拓く歴史的展望の獲得と、歴史認識を異にする人々の相互理解の実現に寄与することにある。」

今まで見た博物館の中でも特に未来志向型。

歴史を知ることにどんな意味があるかを端的に示しています。

普通に歴史が面白いよこの博物館!

…当然、繰り返しちゃいけない部分も書いてありますけどね。近代の展示は特に。

甲冑とか刀剣とかの外連味はありませんが、内容で魅せる博物館でした。

まともに見ると半日はかかるので、子供と行く時は注意しましょう…たぶん子供は飽きて泣かれます。

 

どちらも面白かった。行って良かった!

 

おまけ

歴博で8月9日~9月12日の間、『もの』からみる近世「戦国の兜と旗」という特集展示をするようです。観に行きたいなぁ。