丸武産業のゆがけのレビューです。
現代の弓道用のではありませんのであしからず。
丸武の通販で人気商品(?)の布製ゆがけ。
通販では売り切れてますが、丸武東京店では普通に売っています。
ゆがけとは本来は弓を引く時の道具ですが、これは見た目が似ている布手袋です。
弓が武将のメイン武器だったころというと、戦国期より少々前の時代であるため、
戦国時代の扮装の際にゆがけを挿すと古風な感じが引き立つ…気がします。
私は古風な感じが好きなので、見た目は非常に好きです。
なのですが、
・手でつかんだものが滑りやすくなる。
・指先の器用さが落ちる
・上記の理由から、刀や槍を扱う人には向いていない
・夏場は暑い。冬場にはちょっといいかも?
といった欠点があります。
手先が滑ってデジカメが使いにくいのは結構いたいので、
滑りにくい革製ゆがけ(現在入手不可)の中古を入手して使ってみたのですが…
革製になると、
・手でつかんだものはそこまで滑らない。
・指先の感覚が薄れ、器用さが著しく落ちる。
・上記の理由から、刀や槍を扱う人には向いていない
・布製よりもさらに暑く、初秋くらいの気温だと熱射病のリスクを大きく高める。
といった感じで欠点が強まります。
特に指先の器用さに関してはかなりの欠点で、革製の場合巾着のチャックを動かしたり、小銭を取り出して自販機に入れるのが難しくなる程度に不器用になります。面頬をつけているとさらに困難になります。布製であれば指先の感覚が結構残るのでマシです。
ただ、革製のは着用感が素晴らしく、革の匂いも相まって高い自己満足が得られます。
見た目は革でも布でもほとんど差がありません。
なので布で十分だし扱いやすいというわけで、革製は製造中止になったと…
※そのため現在、丸武では革製ゆがけを売っておりません。
刀や槍との組み合わせが良くないため、身に着けている人が少ないので
個性として身に着けても良いかもしれません。
古風さを求める、槍を持たない、殺陣もしない武者の方にお勧めです。